さて観光中日のこの日は、クラクフを7:00に立ち、チェンストホバ、ヴロツワフを経由してボズナンまで、北へ500キロ、バスで8時間の長旅です。
車窓から。朝もやをついてバスはひた走ります。ポーランドは平原の土地という意味。
山はありません。どこまでも続く平原と低い丘陵。
二時間走って午前九時前。バスから降りて、今からあの教会へ。
この日はとても寒く、皆さん防寒具を着ています。
9時に案内の神父さんと待ち合わせの予定。でもなかなかお見えにならないので、入り口で30分待ちました。寒いです。
この教会はマリア様をお祭りしています。スウェーデン、モンゴルの侵攻から町を守った聖画「黒いマドンナ」を見学します。
まず宝物館の見学。
古文書。封印が立派。
聖書とイコン
宝物各種
奉納された楽器。ストラデバリウスもあるとのことでしたが。。。。空耳だったかな。
もしそうなら保管するより、使った方が楽器のためにいいのではないでしょうか。
文書や奉納品。
信者の寄進した貴金属など。聖母子像ははきらびやかな王冠を付けて飾られます。
こちらはスペアの額各種。人々の信仰が篤いことがわかります。
祭壇が立派です。
ロマネスク様式でしょうか。軽やかな色彩、華麗な装飾のパイプオルガン。
この後、ミサの見学。
この日は9歳になった子が教会にお参りをする日で、たくさんの女の子がみな真っ白なドレスを着て頭には花の髪飾り、お父さん、お母さんに連れられて来ていました。
https://www.youtube.com/edit?o=U&video_id=uwZT7rE_Suw
男の子はあまりいなかったので、ドレスを着るのが楽しみな行事になっているのかも。
10時過ぎ、修道院を出ます。だいぶ暖かくなってきました。
黒いマリアの説明。
https://www.youtube.com/watch?v=VVPMV-g6bXQ
こちらもカトリックの聖地で、ヨハネパウロ二世がミサをした時にはたくさんの人が集まったそうです。
大変に見ごたえのある修道院でした。社会主義の時代を経ても、人々の信仰心はゆるぎないものだったのでしょうか。
などと、感慨に浸る間もなく、次の観光地、ヴロツワフを目指し、バスはひた走ります。
どこまでも続く平原。菜の花は畑にすき込んで肥料にするという話でしたが。
午後からはヴロツワフ見学です。