朝早く目が覚めた時、あなたは何をしますか。
夏なら早朝に散歩すると気持ちいいけど、今はまだ寒くて暗い。そんな時は、私は本を読みます。本は買ったり借りたりで切らさないようにしていますが、たまにほかの本も読みたくなる。
これはアマゾンで中古本買って、10年前に読んだ。2006年の初版本。いまは改訂版が出てそれもすでに絶版、中古本が4,000円くらいするらしい。
二回読んだのでヤフオク出すかも。感想は前のブログをそのままコピペしました。
以下引用。元記事は2010/02/19です。
先週の火曜日に風邪を引いてなかなか治らない。きょうは思い切って午後からずっと横になっていたので、大分よくなった。
寝てばかりも退屈なので、先日のラジオ番組つながりで、すぐ読める本を一冊読了。
五年にわたる本人のインタビューをもとに書いた渾身のノンフィクションだそうです。著者は「ぴあ」の音楽担当社員から後にフリーのライターになった人。
安全地帯というバンドは80年代にヒット曲を連発、当時よく歌番組に出ていたものです。
コンサートにも何度か行き、あるとき知り合いの大学助教授♂にお会いして「私なんて場違いなんですが」とあちらが大変ばつの悪い顔をされたのは88年7月の広島サンプラザでしたか。文学評論の本を何冊か出された先生ですが、陽水の歌詞に惹かれるとある本の前書きで正直に吐露してしました。
歌で世に出る、歌がヒットして世間に知られる、引き続き音楽活動を続ける、、、どの場面でも選ばれたものが背負わねばならない大変さがひしひしと伝わってくる一冊。
後半のアルバムは聴いてないので、作る過程での裏話はちょっと分かりにくかったですが、バンドメンバーやスタッフとの行き違いから精神的に追い込まれ、ここでは言及されていない結婚、離婚にまつわるあれこれから(私の想像)とうとうふるさと旭川の親の家で半年もボーとしていた事もあったそうな。
帰れるふるさと、迎えてくれる親と友達のいる人はいいなあ…としみじみとしてしまった。
話し言葉だけで伝達できるのに、その上にそもそもなんで歌がある?
それはたぶん歌垣からの伝統でしょう。男と女が出会い、子孫を残していくために心を昂揚させるための。さらに遡ると動物のオスがメスを呼ぶときの鳴き声?
歌の作れない男が、彼女をドライブに誘い、安全地帯のカセットテープ聴かせて口説くというベタなsituationが当時日本全国でどれだけ展開された事でしょう。(すみません、えらそげで)
この本で印象的なエピソード、80年代の売れっ子のときは、新幹線の改札口、飛行機の搭乗口、食べ物屋、どこでも本人を待たせないようスタッフが段取りをしていたとか。作者はこれをsurviveと言っています。他の忙しい芸能人も似たようなものかも知れないが、逆に、生き急ぐ人はどこかで休まないとおかしくなる。私はそうも思いましたです。
この本では、パートナーを得て安定した生活をしているところで終わってますが、それからまたいろいろあって(まことに一処不在の運命の人のようで)、結局またオリジナルのメンバーでアルバムを作っているそうです。
20年ぶりくらいにコンサートに行ってみようかな…立ちっぱなしはきついのでシルバーシート用意してくれないかしら。
引用終わり。
このあと2010年7月、念願かなってコンサート行きましたが、それは長くなるので↓の記事に。