二軒隣の方が亡くなった。年齢は80代半ば。一緒に茶話会していたのに、ごく近所なのに全然知らなかった。
聞いたのは昨日。年末に亡くなって、年明け、茶話会お休みだったから、知らなかった。
町内会の香典持参した人によると、固辞されて、お孫さんから「しつこい、帰ってくれ」と言われたそうな。
都市部で葬式が簡略化していくとよく聞くけど、ここまで進んでいるらしい。
それでいいのかなあという気持ちも私にあるけれど、大げさにしたくない、手間をかけたくないというご遺族の考えなら仕方ないかとも思う。
昔の葬式は賑やかで、地域総出で、形式にのっとって送り出して、遺族は心の整理をする、共同体は続いていく。
人は一人では生きられず、助け合うことが大切と教えられたけど、今はお金さえ出せば隣の人にも死んだことを知らせずに済む。お金も少しで済むらしいから、楽に流れるのは仕方ないのかなと思う。
葬式に出たいのは、お見送りしたいのは、生きてる人間が心にけじめをつけたいから。そのけじめのつけ方も時代とともに変わるらしい。