作者は大正末生まれ。JTBの前身、日本交通公社に入社し、同社が出していた(今もあるのかな?)旅行雑誌、「旅」の編集長をした後、横浜商科大学で、観光学を教える。
ご存命のようですがすでに90歳を超えたご高齢。旅行に関する著書多数。
親本が1974年発行、のちに文庫になり、2016年、ヤマケイ文庫として再発行。
各地のぶっちぎりの奥地を一人で、徒歩で旅する紀行文。旅行は1960年代から70年代にかけてでしょうか。今から50年以上前の辺鄙な土地へ旅するのはそれはそれは大変と思いますが、奥地の風物、人々の暮らしへの好奇心から日本各地を旅している。
今なら高速道路も出来、たいていの奥地も車で行けるけれど、この時代は鉄道とバス。あとは歩き。とても苛酷な旅行記で、胸が苦しくなるほど。
しかし奥地にもまだコミュニティがあり、人が暮らしている。路線バスも通っている。平家の落人と自称する家を訪ね、貴種流離譚の残る歩訪ね、あるいは白神山地を津軽側から辿ろうとする。その時代の日本の奥地の様子を定着していると思う。
とても面白く読んだのですが、地図がその地域だけで、たどり着くまでのことが省略されているので場所の感覚がつかみにくいのと、写真が全然ないのでイメージがわきにくかった。
読むのに骨が折れてちょっと疲れたかな。今度はもう少し今の時代に近いもの、現代のものを読んでみたい。
いよいよ結婚の運びとなったようで、よかったと思いました。
でも女性の方はPTDSになっているとか。無理もありません。三年にわたっていろいろ言われたら、誰でもおかしくなります。
マスコミの論調に流されて、結婚に反対していた一般国民の一部の人は、本当によく反省してもらいたいものです。皇室の為を思って反対したつもりでも、全然為になってませんね。むしろ逆効果。今回の件で、今後の結婚はますます難しくなるのでは。血筋で続くこの制度、こんなことで大丈夫?
一度報道されると、マスコミに家族の来歴をあれこれ暴かれ、日本全国に知られてしまう。それを乗り越えてまで結婚しようとする人はいるのでしょうか。
また一般人よりも自分達は結婚がうんと難しいと感じ、心塞がれる思いかもしれません。系統が先細りになるのを防ぐために、男系の血を引く人を養子にする案も聞いたような気がしますが、本人の意思を全く無視して、こんなめちゃくちゃな人権侵害はありません。そこまでして男系にこだわるのは、この国の救いがたい男尊女卑の顕れ。
続けていくなら、臨機応変に変えていかなければ。それももう時間はあまりありません。
相手の人は外国で勉強して難しい資格を取って、迎えに帰られるまでになって、立派だと思います。あそこまで騒がれては日本での就職は難しかったでしょう。
しかし、夫が朝よくつけているワイドショーで(無責任な言説が横行して私は大嫌いですが)、ただの一度もよく頑張ったというコメントを聞いていません。誰か言ったのでしょうか。
学費、生活費はどう工面した?とか、資格取ったら取ったで、仕事は大変、物価も高いとか、詮索したり、けなす話ばかり。男性はそれに耐えているのかなあ、すごく根性の座った人だなあと思ったけど、女性の方はとうとう病気になったんですね。よそのお嬢さんたけど、かわいそうでたまりません。
早く結婚して嫌な嫌な日本から脱出して快復してもらいたいものです。
お母さんの金銭トラブルはお母さんが解決するべきこと。マスコミがお母さんのあれこれを暴き立てて、それに流されて結婚に反対して、反対する人は娯楽か、義憤か知りませんが、よそ様の結婚、反対するなんて思い上がりだと私は思います。その人の為と思っても全然なってないばかりか逆効果。反対するのは親親戚まで。結婚はどんな人でも私的なものと私は思います。
若い人に、好きな人と結婚させてあげましょう。そして、それを見守り、時にはサポートし、失敗しても人生はいつでもやり直せると力づける、それが年長者の取るべき態度ではないでしょうか。
早く快復して幸せになってもらいたいものです。
人類は長い歴史の中で、人権を一つ一つ勝ち取ってきました。古代的権威をまとった制度の中の人だけを普通の人間が持つ人権から疎外していいものでしょうか。
それを許す社会はいまだ未成熟と言わざるを得ません。すぐにはなくせないとしたら、制度を残したままでももう少し生きやすい方法はあるはずです。
私ですか、もし生まれ変わって、どんなに頼まれても、どんなに好きになっても絶対に行きません。なぜかって。
だって蚕の世話があるそうなので。一匹、二匹じゃなくてものすごくたくさん。それに桑の葉を与えるそうで、ひょええええええーーーー