秋、萌す
ビルの中の小さな売店。朝は開いている。
おにぎり、サンドウィッチ、お弁当、飲み物、タバコ。
小さな旅の予感。
日の出。
朝日射す。
車両運搬船ほか。
雲
柿とマンション。
かんたんピザトースト。
友達が教えてくれた。ソースの代わりにケチャップとマヨネーズ。
私はピーマン苦手だったのを作ってから思い出した。
あとからバジルを載せてみる。
秋のケーキ。イギリスの藍色の器が好きなのです。
ケーキも秋仕様。
機織り、途中で一部を孫に織らせたら綜絖を全部もう一度することになり、あまりにも間延びしてばあちゃん、飽きた。
通し方は4.3.2.1。踏み方をいろいろ変えてみる。麻糸もたまに入れる。
最期はほつれ止めにボンドを塗る。
縦一直線の模様の時だけオーバーショット、あとは一種類の横糸で織る。
飾り棚の扉の桟が一部剥がれた。
別の木を貼り付けてマスキングテープで養生中。
完成するも下手。
木目は横向きでしたね。
これは哀れ、嫁入りダンスの末期。
こちらアベノマスクの最後。
マスクを分解して赤玉葱の皮で染め、バイアス方向に手縫いして、染めたゴムも使たけど、布マスクはもう要らないのでゴムを外す。
マスクは使い捨ての台拭きにしようかな・・・
姑様の分の二枚は横に四つ折りにして縫いました。
小さくたたんで手拭きのハンカチにする予定。
分解、染色、縫製といろいろ楽しませてもらいました。
あのアベノマスクのゴタゴタ、ずいぶん昔に感じる。
デモですか~
昭和30年代の某歌人の反対運動を思い出した。右翼を使って結婚反対のデモをしていたそうで、美貌の有名歌人のもう一つの側面。
戦後、華族、士族、平民の区分けはなくなりましたが、旧平民からお妃が選ばれるのはけしからんということだったようです。歌人は伯爵家の妾腹の生まれで、大正天皇とはいとこ同士。父方の叔母が典侍ないしのかみとして明治天皇に仕え、男児を産むことになったのです。
歌人の母親は旧幕臣の娘。明治維新後は柳橋芸者となり、伊藤博文と競って落籍した伯爵の妾となり、生まれたのが美貌の歌人。美貌は母親譲りですが、妾腹だったことで、プライドとコンプレックスの混じった複雑な性格だったのかなあと類推するわけです。コンプレックスを内に隠して人には強気に出るという。
価値の中心にいる人は案外無頓着で鷹揚に振舞います。その周辺部に入る人が、自分をその価値に同化して、よりそれらしく振舞い、人からもそう見られたがる。
ということを私のわずかな見聞から類推するわけです。
自分の成績は地味だったけど、県下一の進学校を出た、東大へ行ったやつと机を並べていたといまだに言いたい人。
ビートたけしさんがどこかで言っていたけど、今人気のある芸人のことを話すのに、昔の〇〇の人気はこんなもんじゃなかったと、自分の無名なのを棚に上げてえらそげに言う人とか。
ご主人の仕事で外国に住んだことのある友達。日本人会の女性部の会長はミッション系女子大で学友、とてもおっとりとした人。その次のランクの人達が元華族だったと鼻に掛けていたとか。うちは四人家族だけど・・・と言いたかったそうですが。
歌人の運動空しく結婚が白紙に戻ることはありませんでしたが、今回も時を経て同じことが起こり、一部の人の反応に改めて驚くわけです。
昭和30年代のあの結婚は、田舎の年寄りがとても喜んでいたのが印象に残っています。自分の息子が戦死した人も、平民が選ばれたことで癒される部分もあったのでしょう。私たちと共に歩んでくれると。
思えばあれは、制度と国民の再契約の完成するエポックでした。戦後すぐの背広姿での各地の巡行、あの結婚以後は若い二人での外国訪問も増えて、この制度は生き残って来たのでした。
結婚反対を言う人は昔も今も、周辺部に居て中心部のその価値にあやかりたいと思う人。私はそう思っています。
しかし、社会の一部に人権を制限される人がいて、生まれで差別される私やあなたのいる限り、この社会はまだまだ未成熟と私は思います。
好きか嫌いで言えば真ん中あたりで、やや否定的な感情かな。大好きな人も尊敬する人もいることでしょう。これは個人の感覚、変えようがない。
私の感覚は痛々しい。そういうことです。見て見ぬふりをして何も語らない。それが正しい大人の態度としても、先日もつい込み入った話になり、なくてはならないと言う人からは嫌われたかも。
マスコミの作る、はたまた昔から信じられている虚像の皮を剥いで剥いで剥ぎまくって、結果、どういう自我が見えてくるのかと。そこが私の持つ違和感。自我を持たない、それが制度の中で生き延びていく条件かもしれませんが、今の時代には無理。無理強いしてはいけません。
古代には皇族にしか嫁げず、時代が下っても嫁げる家は限られていた。残りは仏門に入り、尼門跡の後を継ぐ。何度か京都のそんな寺院も尋ねましたが、格式高そうで、誇りも高そうで、制度からの距離で人の価値が決められる一面に触れました。離れているからこそ、もっと離れている人には高飛車に振舞いたい。
デモした人は近くに寄りたかったのでしょうか。
長話深謝。