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2019年の直木賞作品
当時 だいたいの話をラジオとか書店の店頭で見たりしてましたが、その時はどうするか迷っていた。
たまたま図書館にいった時にあったので読んで見ることに・・・
あらすじは・・・
樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。
開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、天然痘やコレラの流行で妻や多くの友人たちを亡くした彼は、
やがて山辺安之助と名前を変え、ふたたび樺太に戻ることを志す。
一方、ブロニスワフ・ピウスツキは、リトアニアに生まれた。
ロシアの強烈な同化政策により母語であるポーランド語を話すことも許されなかった彼は、皇帝の暗殺計画に巻き込まれ、
ロシアの強烈な同化政策により母語であるポーランド語を話すことも許されなかった彼は、皇帝の暗殺計画に巻き込まれ、
苦役囚として樺太に送られる。
日本人にされそうになったアイヌと、ロシア人にされそうになったポーランド人。
文明を押し付けられ、それによってアイデンティティを揺るがされた経験を持つ二人が、樺太で出会い、
文明を押し付けられ、それによってアイデンティティを揺るがされた経験を持つ二人が、樺太で出会い、
自らが守り継ぎたいものの正体に辿り着く。
金田一京助がその半生を「あいぬ物語」としてまとめた山辺安之助の生涯を軸に描かれた、読者の心に「熱」を残さずにはおかない書き下ろし歴史大作。
スケールがとりあえず大きい、最初はアイヌの樺太でのものがたりというぐらいの認識だったが
思いのほかスケールがポーランドからウラジオストック 樺太 北海道 東京と舞台が広い。
面白く読ませてもらった。