里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

清々しい木の芽(山椒)の香り

2019年05月12日 | 野山
 木の芽といえば料理のつまなどに使われる、ある意味では高級品。
 木の芽といっても実は山椒の若葉です。
 料亭向けなどに供給されるものは温室などを使って一年中栽培されるものですが、自然の木の芽は、この辺りでは今が旬です。
 
 
 近県では会津地方のニシンの山椒漬けなどが有名ですが、我が家の山にあるものが実際に使われる機会は、なかなかありません。
 放っておくと、結構大きくなります。トゲがあるので、邪魔扱いすることもありますが、若芽は艶があり、青葉を見ると清々しい気分になります。
 山椒は、雌雄異株ですから、実がなるのは雌株だけです。
 これは、やや日陰の通路近くにある雄株。
 
 
 トゲが多いので、邪魔になれば適当に切ります。
 今、花が咲いて花粉が出ている状態かと思います。
 
 
 こちらは、家のすぐ裏にある雌株。
 
 
 トゲが幾分少ないようです。
 
 
 よく見ると花の形が違うのが分ります。
 
 
 雌株ですから、いわゆる山椒の小粒の実が成って、夏から秋に向け青い実から黒い実、そして種子へ熟していきます。
 葉をちょっと噛んでみると凄い香りです。舌先がピリッとした感じになります。