里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

廃材パイプを利用したナスの簡易な誘引法

2021年06月23日 | 畑:果菜類

ナスの生育は順調。かなり穫れるようになってきました。
ナスの支柱は、中央に1本だけを立てていました。
枝葉が伸びてきたので、さらに誘引用の支柱を立てました。


使うのは、全て古いパイプハウスを解体した時の廃材です。
様々な誘引法を試行した結果、最も簡易な方法として現在に至っています。
これは「千両2号」。


3本仕立てに整枝し、10日ほど前から穫れ始め、1番果の収穫は全て終わりました。
今、2、3番果を穫っており、収穫が本格化してきました。


畝に沿ってナスの両側に適当な間隔でパイプ支柱を立てます。支柱は上の方が少し広くなるようにします。


この支柱の横に直管パイプをフックバンドで止めます。
フックバンドは完全に止めず、簡単に動く状態にしておきます。この状態で落ちることはまずありません。


枝が伸びるのに合わせ、この横の直管パイプを上げていくことで枝の垂れ下がりを防ぎます。
パイプはフックバンドを外すことなく下から軽く叩くだけで簡単に上がります。
殆どの場合、枝はパイプに誘引止めしません。
枝がパイプに密着することで誘引止めしなくてもあまり動きません。


こちらが本命の中長なす「くろべい」。


1番果が若干残っていますが、間もなく終わります。
気温が高かったこともあって「千両2号」とは1週間ほどの差にとどまりました。


同様にパイプ支柱を立てました。

横パイプをフックバンドで止めて出来上り。


昨年、しばらくぶりで一部切り戻し剪定を試しましたが、改めて当地には適さないことを確認しました。
今年は全て3本仕立てで、誘引用の横パイプを上げながら枝を伸ばしていきます。
夏場の更新剪定もしないつもりです。
整枝としては、これから簡易な「ふところ枝」の整理を行っていきます。