本画仙 色紙
葡萄の「巨峰」を水墨画で描きました。
葡萄は果実類の中では最も多く水墨画で描かれているのではないでしょうか。それだけ画になる果物と言えるかもしれません。多くは枝から葉や蔓が伸び、実が垂れている画です。
我が家では葡萄を作っていません。ですから棚作りされている姿をつぶさに見ることはできません。過日、立派な「巨峰」をいただきました。軽く水洗いする間に粒が大分軸から外れてしまったようです。
完熟の種なし巨峰で大変甘く美味しい葡萄でした。これをもとに線描きを使わず側筆を使う没骨(もっこつ)法で描きました。側筆で綺麗な丸を描くのはそう簡単ではありません。葡萄の房だけでは寂しいと思い、小さな葉と蔓を付けたまま穫った姿にしてみました。しかし、少々不自然な構図となり、問題でした。
筆で直接に描く方法は、没骨法と言うそうですが、葉っぱもそうですね。
葡萄も葉っぱも柔らかさが出て素晴らしいです❢
コメントありがとうございます。
没骨法は筆の先ではなく、筆を寝かせ腹で描きます。今回果実を描くのに線描を加えず没骨法だけで描いてみました。描き方にはいろんなやり方があるので、絶対ということはないと思います。