里山悠々録

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冬至カボチャ用「雪化粧」を穫る

2023年10月10日 | 畑:果菜類

冬至カボチャに使う遅穫りのカボチャを収穫しました。
品種はサカタのタネの「雪化粧」。
7月1日に直播きしたもの。


半分は古種を使ったためか初期生育の悪い株があり、最後に残したのは5株。
干天が続き、葉は小振りで色も淡くなかなか勢いがつきませんでした。
蔓は半放任にし、実が留まるのを確認してから混んでいるところだけを整理しました。
今は葉がかなり傷んでしまいました。


気温が高すぎて着果には悲観的でしたが、辛うじて数個の着果を確認。
どういう訳かこの1株だけ8月15日頃に15、6節目に着きました。


さらに8月20日頃、20節くらいに3株着きました。


さらに数日遅れで1個。
その後は1個も着果しませんでした。
そもそも真夏に開花するこの作型は難しい。とりわけ今年の酷暑は厳しかったです。
健全な葉が少なくなってしまったのでもっと早く穫っても良かったのですが、ここまで畑に置きました。


サカタのタネでは、開花後50日で最高の品質になるとしています。
今年の気温を計算すると45日くらいには同等になり、日数は十分過ぎるくらいです。
ただ、後半は葉が傷んでしまったので同じようには扱えないかもしれません。
軸は褐変し、沢山ひび割れが出来ています。


この「雪化粧」は未熟のうちはほぼ純白ですが、完熟すると僅かに青みがかった灰色になります。
何度か作っている同じ白皮系の「白爵」は最後までほぼ純白です。
一斉に収穫しました。


近3年の遅穫りのカボチャの収穫は0個、3個、6個。
今年は結局1株1個で5個の収穫となりましたが、猛暑下で半分諦めていたので良しとします。
小さな1個以外は2~2.5㎏の比較的揃った果実でした。


「雪化粧」は極粉質の貯蔵性が極めて高い品種。
サカタのタネでは、1カ月程度の貯蔵で甘みが増し食味が最高になるとしています。
冬至カボチャが目的なので利用するのはさらに先になります。
これは「九重栗」カボチャの3番果


極粉質で未だホクホク、食べ頃です。
暫く美味しく食べられるでしょう。しかし、次第にホクホク感は衰え劣化してきます。



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