里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年はイチジク「蓬莱柿」が順調に穫れる

2021年10月30日 | 畑:果実類

我が家で作っているイチジク「蓬莱柿」。


今年は比較的順調に穫れています。


この「蓬莱柿」と言う品種は、在来種に比べると、穫れ始めが非常に遅い。
昨年はまずまずでしたが、一昨年は穫れ始めたのが10月下旬からでした。
未熟の果実が沢山残り、いくらも穫らずに終わってしまいました。
今年は10月上旬から穫れ始めたので、これまででもごく早い。
9月から10月にかけ気温が高かったことが要因でしょう。


このようにまとまって熟して来ることは、そう多くありません。


この品種は、寒冷地では天候の影響をより受けやすいと感じます。
8月初めの枝の整理と摘芯も、それなりに効果があったようで、例年より多少上の方まで熟しそう。


10月半ば頃は、降雨や穫り遅れで大きく割れたものが沢山出てしまいました。
最近は冷え込む日もあり、2日おきでもそのようなことはなくなりました。


この品種は熟してくると赤く色付くので分りやすい。


さらに完熟すると先が割れてきます。


ぱっかりと開いてしまうと、味は乗っても扱いにくく日持ちが全くしません。
割れ始めた頃に穫るのがちょうど。
これでは早すぎです。


今回はあまり割れたものがありませんでした。
少し早そうでしたが、全体が色付いたものを穫ってみました。


皮はするすると剥け、生食するには便利。
ただ、やはり少し早かったようで、もう少し完熟させた方が良さそう。
これからは冷え込む日も多くなるので、いつまで穫れるか。
傷みの出てきた葉も見えています。
当地方では、昔からイチジクは甘露煮で食べるのが習慣です。
在来種自体が生食には適さないからでもあります。
この「蓬莱柿」は生食向きの品種ですが、加工も可能。
次第に実が小さくなり味も薄くなるので、甘露煮も良いと思います。
小生は甘露煮は好みませんが、助っ人は甘露煮にもしているようです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿