里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

縁起物「万年青」と「藪柑子」は健在

2021年01月23日 | 野山

南天に千両・万両はじめ赤い実を着ける植物は縁起物とされることが多い。
万年青(オモト)もその一つ。そして、藪柑子(ヤブコウジ)は別名が十両。
野山に自生しています。
こちらは万年青。


大きな栗の木の下に結構な数群生しています。


大量に栗の落ち葉があるため、実が隠れています。写真に写るよう少し落ち葉を払いました。


野生種と思っていますが、確証はありません。
誰かが植えたということはないので、鳥が種を運んだ可能性はあります。


ここに万年青があると分ったのは、それほど昔のことではないですが、記憶が定かではありません。


年末年始に赤い実を着け縁起がいいので、ここ10年くらい注意して見るようになりました。


この場所が万年青にとって環境がいいのか、少しずつ殖えてきました。


自然のままで全く手は掛けていません。
年内には実が赤くなっており、今になってもあまり変りません。


こちらは藪柑子(ヤブコウジ)。


この辺りの里山では、今の時期ごく普通に見られます。

日陰のひっそりとした佇まいです。


万年青は体も実も大きいが。こちらは小さい。


南天の実ほどの小さな実が2、3個着くだけです。


正月に愛でる代表的な草花に千両、万両があります。そして、別名百両がカラタチバナ、別名十両が藪柑子。
長い間、藪柑子の別名は一両と勘違いしていました。
ちなみに別名一両はアリドオシ。近年になってたまたま調べて分りました。それまでアリドオシという名前自体を知りませんでした。
藪柑子は方々に生えていますが、群生というほどの所はありません。
ここが少しまとまって生えているところ。


あまり殖えてはいないようです。


杉の根元が朽ち、そこで殖えています。


昔は、何の感慨も湧きませんでしたが、歳を重ね、ひっそりと小さい実を着ける姿を、悪くないと感じるようになってきました。



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2 コメント

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鮮やかですね。 (bluesky)
2021-01-24 17:07:28
冬の季節は、小さな赤色でも心が和みますね。
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Unknown (kaz)
2021-01-24 19:24:13
blueskyさんへ
コメントありがとうございます。
赤い実物は縁起物と言われますが、どうなんでしょうね。
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