里山悠々録

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ナバナ「寒咲花菜」を穫り始める

2022年11月26日 | 畑:花菜類
数日前からナバナ類の一種「寒咲花菜」を穫り始めました。
9月7日に直播きしたもの。


種子はトーホク種苗のものです。
初めのうちは天候が悪く発芽や生育が揃いませんでしたが、その後の好天で回復、今はバラツキが目立たなくなってきました。


畝間もいっぱいに埋まっています。
気温が高く、当初の見込みより早く穫れるようになりました。


いくつか作っているナバナ類のうち、これは花菜(はなな)と言われるもの。
花菜は店では菜の花として売られることが多い。
普通の花菜は春になって花が咲くナタネですが、これは寒咲きのナタネなので「寒咲花菜」と呼ばれます。
そもそもは京都伏見で栽培されてきた寒咲きナタネの一種を品種改良したものです。
当地のような寒冷地でも冬場に穫れ、美味しいので我が家では人気の野菜です。
外葉が大きいため主枝の蕾は見えにくい。
収穫の適期は芯からトウが伸びて花が咲く直前くらい。


多少花が咲いても問題ありませんが、主枝のトウは早めに摘むようにしないと花茎が長く伸びてしまいます。
このトウは黄色い花弁がチラッと見えてきました。

このトウを収穫してみます。

トウ(親茎)に付いているわき芽を数芽残して切りとります。
しかし、地際の葉は詰まっているため、実際には10芽くらい残ってしまうことが多い。
切りました。


収穫後。すでにわき芽が伸びているのが分ります。


わき芽を沢山残せば、収穫の本数は増えますが、細くなります。
これは数日前に収穫した株。わき芽が大きくなり、すでに花芽がはっきりと見えています。


主枝のトウは植えた本数だけしか穫れませんが、わき芽は多いので、これが穫れるようになれば最盛期です。
数株収穫してみました。蕾が隠れて見えません。


蕾側から。トウは花芽だけでなく茎や新葉と余すところなく食べられます。


花菜は柔らかくほのかな苦みがあります。独特の風味と食感が皆に好まれます。
癖がないので、お浸しはじめ和え物、炒め物、てんぷら、一夜漬けなど何にでも合います。ちなみに小生の好物は玉子とじ。
こちらは同じナバナ類の先陣を切ったアスパラ菜


気温が高いため、わき芽(子茎)の収穫は大部分進み、孫茎が伸びてきました。



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