里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

向日葵を水墨画で描く

2020年08月26日 | 水墨画:草花
麻紙 半切1/3

 向日葵を水墨画で描きました。
 夏の花といえば向日葵を連想し、今の季節一度は描いてみたい気分になります。
 やはり大輪で背丈の高い向日葵は存在感があります。青空を背景にした向日葵、そして、風になびく向日葵の姿も良かったので、そんな雰囲気を出してみたいと思いました。
 敢えて滲みの強く出る少々扱いにくい麻紙を使ってみました。意図通りに表現するのは難しいものです。

夏の似合う花と言えばヒマワリ

2020年08月26日 | 小旅

 夏の似合う花と言えば、やはりヒマワリ。
 この時期、一度は画にしてみたいと思う花です。県内でも結構まとまってヒマワリを作っているところがいくつかあります。残念ながら今年は訪問する機会に恵まれませんでした。
 我が家ではヒマワリを作っていないため、モチーフになるヒマワリを近隣でいくつか撮らせて頂きました。
 これは集落内のお宅のヒマワリ。


草丈は人の背丈くらいです。


花は中輪でしょうか。


 これは近隣集落のお宅のヒマワリ。


個人のお宅としては、結構な数のヒマワリです。

ヒマワリには青空がよく似合います。


人の背丈よりはるか高く大輪で、絵になります。

風になびくヒマワリも、風情があり、なかなか面白い。


 当県で最も著名なのは大崎市三本木の「ひまわりの丘」です。30年以上の歴史があり、北海道の北竜町に次ぐ規模を誇ります。しかし、毎年開催される「ひまわりまつり」は新型コロナ禍の影響で今年は中止されました。
 昨年、久しぶりに訪ねる機会を得ました。その時の「ひまわりの丘」の記録がこちら
 正に壮観の一語。モチーフとしても素晴らしい。


今はヒマワリの種類も豊富ですが、ここのヒマワリは超大輪で背丈を遙かに超えます。いわばイメージ通りの向日葵らしい向日葵と言えます。

ハクサイの種を直播きする

2020年08月25日 | 畑:葉菜類

 ハクサイの種を播きました。直播きです。
 すでに早生白菜の種播きは終えています。今回は中晩生種の種播きです。
 品種はトーホク種苗の「郷秋80日」という品種。黄芯系の品種で昨年まずまずの出来だったので今年も同じ品種にしました。
 早生ハクサイを播くときは、7月末の大雨で畑に機械が入れず、種播き間際の施肥耕耘となってしまいました。今回はその時に施肥は終わっているので十分畑に馴染んでいると思います。苦土石灰は全面、緩効性肥料は帯状全層施肥です。
 さらにその後再度トラクターでロータリー耕耘しました。
 帯状全層施肥した位置に目印線を付けます。


 最近はネキリムシが多くなっているため、畝立て前に防除の粒剤を散布します。
 管理機の逆転ローターで畝立てします。
 ローターの爪を左側を外向き、右側を内向きにし、左回りに往復して畝を作ります。畝間は80センチと広めです。


 鍬で軽くならし畝を作ります。


 ドリンク瓶を使って播き穴の印を付けます。


 株間は35センチ。
 中晩生種の品種だと40センチくらいが普通ですが、あまり大きくなりすぎないよう少し狭くしています。
 1カ所に7、8粒くらい播きます。


 クワで覆土し、軽く鎮圧します。


 そして、おがくずを掛けます。おがくずを掛けることで、乾いたり、雨に叩かれるのを緩和できます。


 雨が降りそうもないので、灌水します。


 最近はハクサイも苗を仕立てる方が多くなりましたが、私は相変わらずの直播きです。うまく発芽してくれますか。
 こちらはお盆のさなかに播いた早生ハクサイ。品種はトーホク種苗の「郷秋60日」という品種。


 雨が降らず、複数回灌水しました。何とか発芽しました。一度間引き、現在はほぼ3本立てになっています。

 一部発芽しないところもあって、追い播きしています。

今年の稲穂は好天で急速に進んでいるが

2020年08月24日 | 田んぼ

 イネは穂が出て17、8日といったところ。
 これは我が家のすぐ前の田んぼ。


 ほとんどの稲穂が垂れてきました。僅かに色付いてもきました。


 昨年と比べると穂が出たのは3、4日の遅れですが、完全に取り戻したと思われます。穂が出てからほとんど雨らしい雨が降っていません。高温多照、いわば日照りですが、近年では一番ではないでしょうか。
 この時期になれば、ヤマセによる低温に見舞われた7月12日からの1週間の影響がよりはっきりします。。
 穂自体が立ったまま垂れてこない、いわゆる「行灯(あんどん)穂」は見られないので、障害型冷害といった事態は回避されました。
 遠目には、一見良く稔ってきたように見えます。

 しかし、近くで穂をよく見ると、やはり空っぽの籾があり、変色している籾もあります。

中ほどに入ってみても、やはり不稔籾が見られます。


豊作時の綺麗な稲穂とは違うようです。それと穂が少し小ぶりのような気がします。多分、今年は穂の数が多いので、一つの穂に着く籾の数は少なくなる可能性はあります。しかし、やはり7月の低温は幼穂の生長に影響したのではないでしょうか。
 この田んぼは僅かに穂の出るのが早い部分がありました。

 はっきり色付いている穂が見られます。


 最近の高温による影響も多少見られます。少し白く変色した籾があります。よくフェーン現象の熱風で起こることがありますが、それほどではないにしても、連日の高温が影響している可能性があります。

この辺りの里山では熱帯夜になるようなことはありません。平場よりは夜温が確実に1、2℃低いですが、日中の気温はさほど変りません。この辺りでは、昔から気温が高すぎる年は籾皮が厚く米粒は小さいと言われてきました。今年はどうでしょう。
 この田んぼは穂の出るのが僅かに遅れました。

 今は田んぼによる差はほとんど見られません。


 今年の作柄を予想するのは難しい。穫ってみないと分らないというのが正直なところ。
 我が家の場合は、やはり不稔籾があるので、最近の好天のプラスを考えても、平年作は無理と思います。
 そして、8月の天候が良すぎた年は、9月は長雨に悩まされる経験を度々しています。



玉ねぎとジャガイモの貯蔵

2020年08月23日 | 畑:土物類

 6月半ばに収穫し、乾燥していたタマネギを貯蔵しました。
 畑から一斉に収穫し、作業場の下屋に並べて10日ほど陰干した後、吊しとコンテナに並べる2通りの方法で乾燥しました。7月は連日の雨で空気湿度が高く、なかなか取り込めないでいましたが、心配ない状態に十分乾きました。
 こちらは7~8個のタマネギごとに、茎を20センチほど付けてひもで縛り竿に吊して乾燥したもの。これを全て下ろし、茎を切りました。


 こちらは大玉のものをコンテナに重ねずに並べて風通し良い状態で乾燥しました。


 タマネギは乾燥が不十分なまま沢山重ねて貯蔵すると腐れの原因になります。
 茎や根が完全に乾燥したので、今度は重ねて貯蔵しても大丈夫です。
 それでもやはり風通しが良いところが望ましいので、解放されている場所にコンテナに重ねて取り込みました。ほとんど助っ人がやってくれました。


 この中晩生種のタマネギ「ネオアース」は、何といってもメインが貯蔵。
 この辺りでもマルチ栽培では5月中から十分食べられるので、今ではこの1品種しか作っていません。来年の3月までこの1品種だけで賄います。今年は4月に入ってからもしぶとく食べていました。実に優秀な品種です。


 昨年は思いがけない大豊作でしたが、今年も昨年の台風19号被害に遭いつつも、来春まで間に合う大玉のタマネギが出来ました。タマネギらしいいい色になっています。


 大玉から先に消費しつつ、貯蔵中の状態をチェックしていきます。


 こちらはジャガイモ。


 梅雨の合間を縫いながら7月10日にまとめて収穫し、作業場の空きスペースに取り込み、日が当たらないようにして乾燥しました。


あまり重ねないようにし、時々かき混ぜながら乾燥を進めてきました。7月は雨続きで空気湿度が高く乾きが悪かったですが、8月になり十分に乾いたので、先日、段ボールに入れ貯蔵しました。


 今年のジャガイモは不作。特に自種を使ったイモは数も少なく小玉で不本意な結果に終わりました。
 すべて男爵で肌は綺麗です。


 例年、この状態で貯蔵し、時々チェックします。途中萌芽した場合は伸びないよう搔きながら春まで賄いますが、今年は難しいかもしれません。