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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

トマト連続摘芯栽培'23~困った苗の植付け

2023年05月26日 | トマト連続摘芯栽培

トマトの苗を植付けました。
果菜類の中では一番早く植付けて良いはずのトマトが、一番遅くなりました。
困った苗です。このような苗は2度目。


3年前の2020年の苗がこれに近い苗でした。購入先は別です。
今年、数カ所回って見たのですが、トマトの苗は納得できる苗がありませんでした。
何処の苗も殆ど花芽が確認できなかったのです。
やむなく消去法でほんの一部に花芽の見えた苗を購入。
品種はホーム桃太郎EX。
せめてどの苗も花芽が確認できるまではと10日余り置きました。
本来なら開花始めの苗を植付けるところ。ポットが小さいことを考えれば植えて数日で花が咲くくらいが丁度でしょう。
到底そんなステージにはなっていません。
それでもここのところ気温が高く花芽は何とか確認できます。
草丈はもう30数㎝になっています。折れそうなので支えをしました。
2020年の時も支えまではしませんでした。初めての経験です。
通常トマトは本葉8枚くらいで第1花房が着きます。時に本葉9、10枚で着くこともありますが、11、2枚になることは想定出来ません。
前回は殆どが本葉11、2枚でようやく花芽が着いていました。いわば通常の第1花房が飛んだ状態でした。
今回は9枚から12枚とバラバラなようです。
これは9枚で花芽。この程度ならまずまずの苗です。


これは辛うじて花芽が確認できるくらい。12枚で花芽のようです。


前回よりかえって始末が悪いかもしれません。
おそらく第1花房が分化する頃に夜温の管理がまずかったのでしょう。
ただ、2020年の時も出だしが遅れ、総花房数は少なくなったもののかなり挽回しました。
改めてその時の記録を読み返してみると最終的には例年と遜色なく穫れたと記しています。
前回は花芽がもっと小さい苗を植えたのですが、心配したほど過繁茂にはならなかったと記されています。
今回は花芽が一定していないのでどう育てようか思案のしどころです。
植付ける畝の方は廃材を利用した雨除け支柱を1ヵ月近く前に立て終えました。
さらに誘引用の支柱も立て厚さ0.03㎜のポリを張り、すっかり準備は出来ています。


ホーラーで植え穴を開けます。今年は本数も減らし11株、株間は50㎝です。


害虫予防の粒剤を施用。


花芽の大きさを見ながらできるだけ順番に配置してみました。
ちょっとした風で倒れてしまうくらい大きい苗になりました。


植付けました。
花芽は何とか確認できるので第1花房の向きは一定にできそう。


植付け後、直ちに支柱に誘引しました。
手前の方に花芽の進んだ苗。

奥の方に花芽のごく小さい苗。


今年も連続摘芯栽培を行います。
連続摘芯栽培20年余の中、2020年の時は初めて経験する苗だったので手探りでした。
今回は前例を多少参考に出来るので、その年の記録を確認しながら挽回を図ることとします。
これは庭の外れに番外で植えている中玉トマトの「フルティカ」。


あくまでおまけながらそれなりに穫れ重宝することがあります。
すでに第1花房は実が留まり、第2花房が咲き始まっています。
中玉やミニトマトは生育が早い。大玉も本来ならこれに近い姿になっていたはずですが。


我流直播きサヤインゲンの間引きと土入れ

2023年05月25日 | 畑:豆類

直播きした蔓なしサヤインゲンを間引きし、土入れをしました。
4月28日にトウモロコシと同様、我流の省力直播きしたもの。
このように指で直接マルチに穴を開け、種を土に押し込むのが我流直播き法。


発芽後にマルチ穴を広げ、葉を外に出してやります。
2本立てにするので4粒播きなら安心なのですが、今年は3粒播き。
この畑は風当たりが強いため条件は良くありません。
今年は異常乾燥状態。田んぼに忙しい時期でしたが、種播き後に灌水しました。
畝間は後方の蔓ありインゲンの支柱に合わせているため150㎝と広い。


株間は22、3㎝と狭め。
2条植えにしたこともありますが、作業がやりにくいので今は1条です。
一見したところはまずまずの発芽のように見えます。


品種は2品種。
左が3年目のカネコ種苗の「スーパーショット」。全て昨年の残り種を使用。
右が2年ぶりで昔ながらの「さつきみどり2号」。
今年は「さつきみどり2号」の方が若干発芽率が良いようです。
これが「スーパーショット」。


欠株も若干出ましたが、追い播きはしていません。
3本発芽のものを2本立てに間引きします。
引き抜かずに根元から鋏でちょん切ります。


この後、土入れをします。
トウモロコシの場合と同じで、細身の移植ベラで根元に周りの土を寄せてやります。


根張りを良くし倒れにくくするためですが、効果のほどは分りません。
こちらが「さつきみどり2号」。


こちらは3本発芽のところが多く、ほぼ2本立てで欠株はありません。
このあと同様に土入れをし、終了です。


当地のインゲンの直播きは5月半ば以降が普通なので、我流の早播きとしてはこの程度ならまずまずです。
これは5月早々に同様なやり方で播いたカボチャ。


品種は九重栗EX。
全て古種を播いたのですが、発芽率が悪く、生育のバラツキもあってどう仕立てるか思案中です。



2回目に播いた春ホウレンソウを穫る

2023年05月24日 | 畑:葉菜類

2回目に播いた春ホウレンソウを数日前から穫り始め、たちまち盛りの様相となりました。
当地では若干早めながらほぼ標準の春播きです。
品種は「スプリング」。
早播きは「スプリング」と「ボーカル」の2品種でしたが今回は1品種。
種播きは4月7日。バラ播きし不織布をべた掛けしました。


異常乾燥の状態が続き。さすがに灌水。
その後、田植え直後にようやく雨らしい雨があり、気温も高く一気に生長したようです。
幅広の不織布なのでゆるゆると張っており大きくなっても問題ありません。
これが穫り始めの時。


種播き後40日ほどで収穫開始となりました。
不織布は直ちに剥ぎました。密度はほどほどで、間引きはしていません。


早播きでは2品種播きましたが、今回は「スプリング」のみ。


気温の関係もありますが、この品種はやはり生長が早いようです。


葉色は明緑色、早播きした「ボーカル」とはかなり違います
春ホウレンソウのイメージらしい品種とも言えます。


軟弱気味ではありますが、よく揃っており、小生としてはこのくらいなら十分の出来です。
こちらは早播きしたホウレンソウ。まだ若干残っています。


冬ほうれんそうから春ホウレンソウに切り替わる際は若干収穫が途切れましたが、春ホウレンソウは続いています。
こちらは3回目に播いた春ホウレンソウ。


田植えの直前、代かきの合間に播いたもの。
播いた後に切りわらを掛けただけで不織布のべた掛けは省略しました。
田植え後に纏まった雨があったため発芽は良く密度もほどほどです。
これも品種は「スプリング」。
今、この姿だと春ホウレンソウは間が空くことになるかもしれません。


我流直播きトウモロコシの間引きと土入れ

2023年05月23日 | 畑:豆類

早播きしたトウモロコシを間引きし、土入れを行いました。
このトウモロコシは4月27日に我流の省力直播きをしたもの。


品種は「ゴールドラッシュ」。
畝間1m、株間30㎝。
そもそも当地の直播きは地温が上がってくる5月半ば以降です。
パイプハウスがあった当時は、早穫り用に苗を育て5月半ば過ぎに植付けていました。
ハウスが老朽化し解体してから早播きするために始めたのが我流の直播き法。
こんな風に播いています。
普通はマルチを丸形にカットして播き穴を作りますが、我流直播き法は指で直接マルチに穴を開けます。


種をそのまま土に押し込みます。


その際、穴は小さく、種は少し離して、覆土が適度になるよう注意します。


1カ所3粒播きとしました。半分は前年の残り種。
発芽した後にマルチ穴を広げ、葉を外に出してやります。
今年はあまり上手くいきませんでした。
発芽率がよくありません。欠株もあります。異常な乾燥状態が続いたのが効いたようです。
発芽には温度と水分が重要なので、播くとき出来るだけ穴を小さくするのもそのためです。
丁度田んぼ作業の一番忙しい時期と重なるため、大事なときに灌水まで手が回りませんでした。これは言い訳です。
その後も総じて水分不足。生育もイマイチですが、本葉5、6枚になってきました。
本当はみながこんな風になっていれば良かったのですが、3本とも発芽しているのは少ない。


これを2本に間引きます。引き抜かず、鋏で根元からちょん切ります。


結果、今年は1本立てより2本立てが若干多い程度になりました。
トウモロコシ栽培では1本立てで大きな穂を穫るようにするのが普通です。
小生の場合は畝間を広くして2本立てにし、中型の穂を目指します。
高齢者や子供にはほどほどの大きさが良く、小振りで本数を確保したいからです。
今年は思惑通りとはいきませんでした。残ったものを着実に育てるほかありません。
この後は土入れをします。
土入れは、細身の移植ベラを使い根元に周りの土を寄せてやる作業です。


マルチを最後まで剥がないので不定根を増やすためにやっています。効果は定かでありません。
収穫は7月25日くらいからが目安ですが、どうでしょう。


これが2回目で5月19日に播いたトウモロコシ。こちらがメインでお盆用です。


品種は同じく「ゴールドラッシュ」。
やり方は1回目と同様です。まだ発芽していません。


昨年とほぼ同じですが、お盆にギリギリ間に合うかと言ったところかもしれません。


ジャガイモを芽かきし追肥土寄せ

2023年05月22日 | 畑:土物類

ジャガイモを芽かきし、追肥と土寄せをしました。
省力植え付けをしたジャガイモの生育は順調です。


品種は男爵のみ。
自家種をすっかり止めて3年目、全て購入種芋にしています。
生育はよく揃って葉色も良好です。
この畑は近くのケヤキが大木になり、午後の日当たりが年々悪くなっています。
その代わり霜の降りる心配がほとんどありません。
まず芽かきをして3本仕立てにします。
株の根元を押さえ、株を傷めないように強い茎3本を残し、弱い茎を搔き取ります。


自家種の場合は芽の数が多く、7、8本が普通でした。
購入種は少なく、芽かきの必要ない株もかなりあります。
これで3本仕立てになりました。


この程度なら購入種では芽かきを省略してもよさそうです。
芽かきをすると茎が乱れるものが出ますが、今年は軽微でした。
次に追肥。
畝の肩の部分に速効性肥料を両側に施します。


今年は葉色から見て肥料が効いていそうだったので少なめにしました。
次に土寄せ。
土寄せは花が咲き始める頃と教えられました。
今はこの程度の蕾です。咲くのは6月初め頃でしょう。


その頃になると株が茂り機械作業がやりにくくなります。
畝間の雑草も少し目立ってきました。中耕除草が必要な時期になっています。


畝間は1mと広くしていますが、やはり今が作業のタイミングのようです。
芽かきの乱れを修正する意味でも芽かき直後にやるのが良さそうです。
管理機の畝立てロータの2連の爪を外向きにして逆転で土をはねあげます。


畑の両サイドは片側だけの逆転ロータではね上げます。これで機械作業が終了です。


機械作業だけだと不十分なので鍬で手直しをします。
根元までしっかりと土寄せし、倒伏を抑えます。


これで一連の作業は終了です。


この畑は日照条件が悪いので多くの収穫は望めなくなっていますが、山砂を客土したため芋の肌が綺麗です。
今のところ姿は悪くありません。結果はどうでしょう。