小田原市街で野暮用を二つ片付けるともお、11時になっていた。
中途半端な時間だったけど自転車で来てたんで、もちょっと走りたくなって真鶴へ向かうことに。
今日は曇天だったので、いつも止まってワクワクする根府川交差点からの眺めは イマイチだ。
真鶴駅からはいつも真鶴港へ下るんだけど、今日は高台の道を選んでみた。
そしたら真鶴港を見下ろす素敵な画角に出会えたよ。
伊東方面にも眺望が開けた場所が
しかしもかくにも、今日は霞んでて残念(--)
真鶴の町には「背戸道」と呼ばれる路地が縫い込まれている。
家の玄関の反対側にある勝手口は、表の戸に対して背に当たる戸。
だから背戸。
その背戸を繋ぐ道が「背戸道」
なんとも いいよね
ところで、いい雰囲気だけでは腹は膨れぬ。
野外昼食場所を探していたら 「お林展望公園」 なる良さげな処があった。
入っていくと
初島が望めるベンチで
コンビニサンドの遅い昼食
なんか最近、こんなんがお気に入り ♪
エネルギーとホノボノを補給し終えて廻りを見渡すと、こんな碑があった。
縹渺とはてなき大洋に
突きいでて
飛ぶ鶴の姿と親しまれ
小高き丘々
眼路のはてまで常緑樹覆うる
小さき半島よ
深き入り江に小さき港を抱き
丘の斜面に雛壇めきて
家々建ち並び
いと小さき素朴なる町あり
前田鉄之助という大正から昭和の詩人の詩らしい。
全く知らなかった人だけど、この人がこの町に感じた気持ちが シクッ と入ってきた。