カラー映画とカラーテレビの
ドラマ制作の最大の違いは
カラー映画では撮り終わったカットが
現像されなくては結果がわかりません
… … …
それに比べてカラーテレビのドラマ制作では
スタジオのカメラ・リハーサルの段階で
仕上がりがわかることです
映画スタジオでは本番前に
照明ランプの色温度を厳密に測って
チェックしていました
テレビスタジオではカメラ・リハーサルで
赤っぽくて怪しい照明ランプがあれば、
取り替えて本番に備えればよいのです
テレビドラマ制作当日の早朝、
まずカメラに電源を入れて一、二時間暖めます
そして、カメラが充分に温かくなってから
三、四台のテレビカメラのホワイトバランス、
色調の調整など映像技術者によって
厳密に行われます
… … …
あとは、何かの都合で
カメラ電源を落とさない限り、その日は
カメラ調整は行いません