ハンディ・カメラのカラー取材では
現場でホワイト・バランスをとるのに
助手さんに白い紙を被写体の前で
持ってもらって、カメラで白い紙を
一杯に写してW/Bボタンを押して合わせます
テレビのカラーカメラは絶えず
ホワイト・バランスに気を付けています
… … …
当時、家庭用のビデオがまだありませんでした
家でテレビを見ていて記録に残したいときは
写真のカメラでテレビ画面を写していました
カラーフィルムはリバーサルもカラーネガも
普通、市販されていたのは
ディライト用(太陽光)フィルムです
そのフィルムでテレビ画面を撮ると
フィルムには青っぽく写ります
どのメーカーのテレビ受像機でも
テレビ画面の白を綺麗に再現するのに
ホワイト・バランスを高く設定されていました
テレビ画面のホワイト・バランスは
9000°Kぐらいでした
その画面を写すカラーフィルムの
色温度は5900°Kでしたから
その差でフイルムに青っぽく写ったのでした
しばらくしてテレビ画面を綺麗に写るように
写真用カメラに取り付ける補正フィルターが
発売されました