【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月20日 蚊との戦い
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
早朝ウォーキングの時に感じたのですが、今年は蚊が少ないように思えます。
途中公園によって体操をするのですが、そのときに例年ですと蚊に悩まされます。
ところが今年はあまり蚊が寄ってきません。
油断をしていましたら、4匹両脚に止まっていました。
両手でパチン、残念、一匹逃しました。
左脚の蚊にはたっぷりと血を吸われ、真っ赤になりました。
今日は、ゆったりとした時間を持つことができました。
かねてより江戸っ子から学ぶことの多さを実感していましたので、紐解いてみました。
■ 江戸遊郭のマーケティング 33
江戸時代のファッションの発信地は吉原と京都の島原の遊女立ちであったようです。さしずめ、吉原は、現代で言うと「パリコレ」的な存在でありました。
吉原というと遊郭のイメージが強いですが、そのようは娼婦街というよりは、現代のハリウッドのような、夢を生み出す所といえる程でした。
最上位の花魁(おいらん)は、ハリウッドの大女優と同じで、庶民は拝むような感じです。
吉原へは、遊びに行くと言うより、自分に磨きをかけるために行くようなもので、行く前にはかなりのプレッシャーがあったといいますから、われわれの常識は覆される思いです。
吉原に行くには、柳橋のあたりから猪牙船に乗って行きます。もちろん陸続きですから歩いても行けるのですが「粋」ではないのです。吉原に入る前から、その人の「格」が試されているのです。
そこに行く前にすでに出来上がっているので、すごい料理が出るのですが、ほとんど箸を付けないそうです。見栄の世界なのです。
江戸も宝暦年間(1751~64)位までは、花魁が華々しい時代でしたが、化政期(1804~30)に入った頃には吉原の権威は失墜し、高いばかりでそっぽを向かれてしまっていたようです。
吉原に代わって、実質を重んじて、品川や深川のほうに客足が変化をして来ました。
この頃、遊郭の世界にマーケティングが入って来ました。客を離すまいと割引制度やクーポン券の発効などが行われたといいますから、マーケティングが実践されていたと言っても過言ではないのかもしれません。
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
■ 蚊の研究でノーベル賞を取った男 820
蚊の最も古い化石は、1億7,000万年前の中生代ジュラ紀の地層から発見されました。
恐竜映画「ジュラシック・パーク」の冒頭部分で、そのことが紹介されています。
蚊は、ハエと同じ「ハエ目」に属していますので、羽は2枚です。
正確には、「羽」ではなく「翅(はね)」という漢字を使います。
体長は大半が15mm以下ですので、飛行能力は低いそうです。
ですからエアコンや扇風機といったわずかな風によって飛行障害を起こしてしまうのです。
「扇風機をかけていると蚊に刺されない」という都市伝説は、まんざらウソではないようです。
世の中には、蚊に刺されやすい人とそうでない人がいるといわれています。
これも都市伝説かと思いましたが、そうではないのだそうです。
蚊は、炭酸ガス(二酸化炭素)のあるところに集まるというのは、科学的に証明されています。
二酸化炭素を多く出す人のところに、蚊が集まるので、蚊に刺されやすいかどうかは体質なので、蚊取り線香や虫除け薬を使う以外、方法はないのかと思っていました。
それは誤りではないのですが、それだけではないのです。
人間の足には、およそ500種の常在菌がいます。
蚊に刺されやすい人は、ある種の常在菌が、他の人よりも多いことがわかりました。
蚊は、その常在菌が発する臭気を感知して寄ってくるのです。
蚊に刺されやすい人が、丁寧に足を洗い続け、こまめに靴下を替え、靴を洗浄すると蚊に刺されなくなるそうです。
「足湯に浸かると、蚊に刺されない」という都市伝説が誕生しそうですね。
イギリス人ロナルド・ロスは、インドで蚊に興味を示し、研究を続けた結果、1902年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業
竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
- ■■杉浦日向子の江戸塾 - 江戸情緒に学ぶ 江戸遊郭のマーケティング 33
- ■【きょうの人】 0821 足利義満 金閣寺建立で有名ですが・・・
- ■【今日は何の日】 8月21日 ■ 噴水の日 ■ 金水引の花 水引の花は可憐ですが・・・
- ◆【経営コンサルタントの独り言】 ■ 蚊の研究でノーベル賞を取った男 820
- 【映像で見るカシャリ!ひとり旅】 山形県 出羽三山
- 【カシャリ!庭園めぐりの旅】 青森県弘前市藤田記念庭園2 庭園と岩木山を望む主座敷のある和館「旧藤田家本宅」
- 【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月19日 俳句は難しく奥が深い
- ■【きょうの人】 0820 ■ 細川 幽斎 戦国・江戸の武将、歌人 ■ 藤原 定家 歌人、『小倉百人一首』の撰者 ■ 良忠 鎌倉時代中期の僧で、浄土宗第3祖
- ■【今日は何の日】 8月20日 ■ 鎌倉宮例大祭(鎌倉宮) 19日は前夜祭 ■ 蚊の日 マラリアの病原体を運ぶ
- ◆【経営コンサルタントの独り言】 俳句は難しく奥が深い 819