けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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脳卒中、心筋梗塞、痴呆症などの予防と治療 1.

2019-11-11 20:37:23 | 東洋医学全般



脳血管障害(脳卒中)、心筋梗塞などのいわゆる成人病にカテゴライズされる疾病は、癌とともに人々の三大死因となっております。
だれもがいつかは死ぬるわけで、いつの日かこのどれかを選ぶことになるとよく脅かされますね。

特に「高額サプリメントのセールストーク」や、「神経質なオーガニック食品信者」や、「バークレーあたりに住んでいる陰謀論が大好きで冷血な菜食主義者たち」が「そんなものを食べていると、いつかこれらの病気になりますよ!」とグレタさんみたいな顔で脅かしてきます。

私は、「いや、あなたの言うことを聞かなくてもみんなこれらの病気になる人はなるんですよ。母親も普通の食事をしてきて元気で93歳ですが。。」というと、奴らは「いえ!お母様やあなたの代はよくても、いつか生まれるお孫さんが自閉症や統合失調症になるんです!」とまで行ってくる輩がいます。人を必要以上に脅かして不安を煽り、思い込みの正義を押し付ける、きわめて卑怯な論法です。

よく、自閉症や統合失調症が増え続けているのは、オーガニックな食事をしていなかったからだ、水もいい水を飲んでこなかったからだという方がいます。これは間違いで、昔から一定の数のこのような人々が生まれてきています。ただ、このような病名に保険適用の番号ができて登録されることによって、病院が保険金や政府の補助をもらえるようになったということです。病名が登録されることによって儲かるようになった。だからその病名の患者が書類的に増えたということです。
食事や水とかは関係がありません。

今回の話題とは少しずれますが、昔は二重人格と言われていた疾患が、統合失調症というもっともな病名に生まれ変わって、保険が適用になったのも一つの例です。この場合は、医療機関だけでなく、日本では患者さんご自身が補助金をもらえるようになったので、これはよい例の一つです。
しかし、これもオーガニックとは関係のないお話です。

人間は牛や馬のような菜食動物ではありません。雑食動物です。野菜ばっかり食ってちゃあいけないんです。
普通の野菜多めで肉もちゃんと食べて、たまにはお菓子も食べてお酒も少し飲んで楽しく生きていることが健康の秘訣です。

どうしてもベジタリアンになりたければ、高野山の僧侶やヒンズー教徒のような長い歴史の中で育まれたレシピを使いましょう。でもやりすぎると家族が離れて行ってしまいます。人に押し付けず自分一人でやりましょう。
そういう方はグレタさんみたいなお嫁さんをもらって、お嫁さんとそっくりなお顔の立派な娘と暮らすのがよいと思います。

さて、漢方医学では、中年になったり、少しばかり誘惑に負けて食べすぎたり飲みすぎたりして、あるいは生理の不順やストレスが重なって体内に悪い物が蓄積されている状態を治療することによって、題記のような病気を治したり予防をしたりすることに重点が置かれています。

一つは瘀血(おけつ)もう一つは臓毒(ぞうどく)によっておきる、いわゆる詰まり体質を改善する治療が必要となります。西洋的には、たとえば動静脈の硬化、血圧の上昇などを予防、治療することとなります。

これらの代表的な漢方薬は通導散と防風通聖散であります。

今回は前半でかなり脱線してしまったので、詳細は次回のブログでお話したいと思います。

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