けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
Twitter(X)リンク @kkclinic

外の空気を吸うことと、お灸の重要性 「内因、外因、不内外因のお話。」

2020-04-07 02:10:07 | お灸で免疫増強


とにかく一日に1度は外に出て、新鮮な空気を吸って気分転換をいたしましょう。

感染しないために屋内だけにいると、どうしても精神的なストレスがたまり、結果的に免疫が落ちてしまいます。すると、少量のウイルスで感染しやすくなるという矛盾が起きてしまいます。

もちろん高層ビルにお住まいで、エレベータの中で他人と共有する空間を作ることがどうしても受け入れられない方は、ベランダなどで過ごすなどの工夫をなさってください。

外に出ることの大切さは、屋外に身を置くことによって、新鮮な空気と「精神的な解放感を得る」ことであります。特にこの精神的な解放感というのが大事です。
後のほうで、東洋医学的な説明をさせていただきます。

外に出ると感染のリスクが高まるとご心配の方も多くいらっしゃると思います。
ご存じのとおり、

新型コロナウィルスの感染は「空気感染ではありません」

外の空気を吸いに行くと、外気中に無数のコロナウイルスが花粉症のそれのように漂っているような感じがいたしますがそうではありません。過剰報道に煽られて、どうしてもそのような気がしてしまいますね。
直径約1マイクロメートルという極小のウイルスは簡単にマスクの繊維の間隙を通過してしまうから、マスクは意味がないという話を聞きいたことがありますが、新型コロナウィルスは空気感染ではないので、マスクは有効です。よしんば、一定の割合で空気感染のリスクが皆無ではないといえども、程よい免疫があれば感染を回避できるようにできています。

新型コロナウィルスの感染は「飛沫感染」です。

人から人への飛沫感染です。吐き出す息や、セキくしゃみとともに発する蒸気、唾液といった水分に混ざりこんだウイルスが近距離の相手へ飛翔して、相手の免疫次第で感染が成立いたします。
1マイクロメートルという極小のウイルスがその水分に混ざりこむので、そのサイズは大変大きなものとなり、マスクの繊維構造を通り抜ける比率が格段と低くなります。
これがマスクは有効ですし、6フィート以上の距離をとることの意味合いとなります。


東洋医学では、ヒトが病気になる原因を内因、外因、不内外因に分けて考える場合があります。
現在の私たちの置かれた状況に当てはまるところがあまりにも多くあって驚かれると思います。

内因:内傷七情と先天不足です。
内傷七情は怒(ど)・喜(き)・思(し)・憂(ゆう)・悲(ひ)・恐(きょう)・驚(きょう)の7つのエモーショナルな状態です。現在の私たちには、「喜」の感情以外全部当てはまりますね。しかし、心の持ち方次第である程度改善できることです。
先天不足はその人の持って生まれた弱さです。誰しも胃腸が弱いとかそういう弱さを持っているものです。

外因:主に外部環境の変化で、天気や季節、室内環境です。風邪(ふうじゃ)・寒邪(かんじゃ)・暑邪(しょじゃ)・湿邪(しつじゃ)・燥邪(そうじゃ)・火邪(かじゃ)があり、これを六淫の邪(りくいんのじゃ)といいますが、これらは文字から想像できますね。
外因には、この六淫の邪に外傷と癘気(れいき)が含まれます。
癘気とは感染症のことです。例えばコレラ、ペスト、チフス、ポリオ、天然痘などを指していましたが、今回の新型コロナウィルスも含まれるといえるでしょう。

不内外因:
これは生活の乱れ、過労、生活環境の悪化などに代表されるストレスで健康を損なう要因といえます。
これは現在の私たちの状況そのものですね。

大真面目にお家の中だけにこもっていると、上記の項目に結構当てはまってしまいます。感染防止の為にと思って、免疫が落ちてしまっては本末転倒です。
もちろん臨機応変な対応が必要ですが、なんとか毎日外に出て外気に触れて鬱屈した気持ちをはらすことが大事だというお話でした。

今回は感染防止のお話が中心になりました。
しかし、感染してしまっても、常識的な生活をしておれば必ず治ります。
ただ、座して顛末を待つのみでは精神的にもつらいものです。
そこで自己参加型の対策として、お灸のお話を続けさせていただいているのです。

せんねん灸をいたしますと、5種類ある白血球の動きが変り、免疫が劇的に上がります。同時に、お灸の作用が副交感神経を賦活化することにより、気持ちが落ち着いてリラックスすることができるようになります。
感染の防止にも、感染してしまったとしても、重篤化することを防ぐことができます。

これまでの記事をご参考になさってください。
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/c/a93ebfc41b871f6b5724ce8c6bebed8d

さあ、外に出て新鮮な空気を吸いに行きましょう。
人様とすれちがうときには、「笑顔でどぉ~も」とか言って優しく距離を置いて通り過ぎていればいいのです。
気楽にいきましょう。

この高須ジュニア先生の動画は理論的で、お話の仕方も恐怖を煽らないので、とても参考になりますね。



新型コロナウィルスでは死にません。
どっしりと構えておりましょう。
大丈夫、だいじょうぶ。。

漢方アメリカOnline
http://www.kanpouamerica.com/


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 共通一次世代の方々なら特に... | トップ | 外で運動! がっつり食べる... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sakurako201910)
2020-04-09 09:02:20
いつも勉強になります
ありがとうございます
返信する
コメント深謝です (黒谷)
2020-04-09 11:10:33
sakurako201910様
報道の圧力で、深刻な顔をしてみんなと同じように苦しんでいる態度でいないといけない雰囲気です。しかし、それだけでは免疫が落ちてしまいます。普通に衛生の常識は守りながら、楽しく過ごしましょう。
返信する

コメントを投稿

お灸で免疫増強」カテゴリの最新記事