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けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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3月10日は東京大空襲の日です。黙祷をいたしましょう。

2009-03-10 16:28:38 | 國を思う
本日は東京大空襲の日となっております。東京では106回、また他の都市でも数え切れない数の空襲による被害者の方々に対して、黙祷をさせていただきたいと思います。約64年前に起きた事実です。

日本の本土における空襲は軍事基地に対する襲撃以外はすべて違法行為です。
たとえは本日の東京大空襲は米軍による、民間人虐殺という、完全な犯罪行為であります。
日本はサンフランシスコ条約等の戦後の政治取引により、これらの米国の戦争犯罪に対しての補償請求等を一切放棄いたしました。その後もこの約束を守り、敗者としての矜持を持ち続けているのは、あっぱれで潔い武士道精神といえるでしょう。

もしこれが中国共産党や韓国であれば間違いなくこの話を蒸し返し、巨額の補償金を未来永劫搾り取ることでしょう。

このような話をしますと、「東京大空襲も悲惨だが、戦時中に本は中国などでどれだけ悪いことをしたかを知ることの方が大切だ!」と問題を摩り替える反日的日本人がいます。悲しいことです。

中国では一種の伝統的な便衣兵という普段着の兵士たちが降ります。これは普段は一般時であるが一朝有事の際は兵士となるひとたちです。
しかしながら、近代の国際法では兵士は戦闘服を着た人間を指し、故意に戦闘服を着用せずに戦闘行為をしたものは、ゲリラとみなされ一般兵士としての権限はありません。

普段着を着てこっそりと隠れていて、敵国の兵士が来たときにいきなり戦闘行為を始めるのは国際法違反であり、どんな殺され方をしても卑怯な行為をした戦闘員ということで、文句を言える立場ではありません。

当時の中国では国民党系の兵士と、共産党系の兵士が混在しており、これらが男女子供の別なく、便衣兵(ゲリラ)を育てて敵国の兵士たちをかく乱しておりました。また、普段着のまま死んでゆく兵士が出ると、これは民間人の被害者だとして戦後の補償をさせるために利用する目的であったのです。

日本軍が中国で民間人を大虐殺したのではありません。死んだのは普段着を着て戦闘に参加させられていた、中国の兵士であります。これは双方の戦闘行為の結果として起きたことなので犯罪ではありません。むしろ普段着の兵隊を活動させた中国の指導者たちの犯罪行為であります。

古より中国人は中国人を食い物にして歴史が繰り返されてきました。当時の中国は中国国民党と共産党の覇権争いの場でも荒れました。戦時中のドサクサに国民等系の軍が共産党系の軍とその関連民間人を虐殺する或いは共産党軍がその逆をやってのけることは日常茶飯事でした。そして、その責任を日本軍に濡れ衣という形で押し付けて、補償金を搾り取るための政治工作としたのです。

日本は濡れ衣を着せられていることをよく理解して、共産中国や韓国で非常識な歴史教育を受けてきた人々からの、言われない差別と洗脳的な怨念に屈することなく、「日本は昔から素晴らしい、よい国であった」ということを忘れないようにいたしましょう。

濡れ衣戦争で命を落とした方々と、日本国のために命を懸けて戦ってくださった先人の方々のために黙祷をさせていただきます。



歴史問題を政治の道具にしているというお話です。(再掲載)
http://www.dailymotion.com/video/x4dj8g_speech-on-nanking-massacre-by-profe_politics
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紫雲膏(しうんこう)をつくりました

2009-03-09 16:05:55 | 東洋医学全般
先日紫雲膏(しうんこう)をつくりました。
これは江戸時代にチョウセンアサガオをつかって、漢方的な麻酔薬を創り、母親と嫁の乳がんの手術を行ったことで有名な華岡 青洲の創作です。

皮膚疾患全般とやけど、痔によく効く膏薬です。

レシピは紫根(しこん)、当帰(とうき)、豚脂(とんし)、油(ごま油、おりーぶおいる)、蜜蝋(みつろう)です。

アメリカではごま油にかぶれる方がいらっしゃるので、オリーブオイルを使うことが多いです。

今回の材料はアメリカのFDAを通過したメーカーの粉剤をオリーブオイルに1年近く浸しておいて、それを煮詰めてろ過して、蜜蝋を混ぜて練り上げました。

近日中に同じくアメリカの正規ルートで入手した、乾燥された漢方薬を従来の手法で戻したものをやはりオイルに一年以上つけておいたものを使って練り上げる予定です。
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紫雲膏

2009-03-09 14:43:49 | 東洋医学全般
こうしてビンに入れて1年近く寝かせます。
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前回の続き、、、、、加味温胆湯、抑肝散加陳皮半夏、当帰芍薬散、八味地黄丸

2009-03-07 16:18:28 | 東洋医学全般
前回の続きなのですが、それらの漢方薬がボケた精神状態、アルツハイマーやパーキンソン症候群に効くといわれるのは、おのおの異なった原因で頭に熱が上って脳や脊髄が乾いた状態になったり、血が足りなくてそれらがちゃんと働いていない当共通の状態が起きているということをさしています。

ちょっと難しいですね。

加味温胆湯(かみうんたんとう)は過労や怒りで体のみずみずしさが失われた状態で、それが脳脊髄の潤いを減らしてしまっている。

抑肝散加陳皮半夏(よっかんさんかちんぴはんげ)はストレスでイライラが続いていたために起きた熱が、上半身や頭部にこもり、それが脳脊髄の潤いを減らしている。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は貧血気味が長く続いて脳脊髄がちゃんと働いていない。

八味地黄丸(はちみじおうがん)は過労や房事過多や老齢が、腎虚という状態をつくり、脳脊髄が適度に養われなくなっている。


これらのような異なった背景によって結果的に脳脊髄が問題を起こしているわけですので、おなじボケやパーキンソンやアルツハイマーの状態でも、患者さん一人ひとりの体質に合わせた漢方方剤を処方することが大切です。


しかしですよ。。。。「漢方方剤はひとつの病名に対してひとつの漢方薬があるというわけではない」ということは、逆も真なりといえる使い方があるのです。
少しくどくなりますが。

たとえば
加味温胆湯(かみうんたんとう)は過労や怒りで体のみずみずしさが失われた状態であれば、どんな病にも使うことができる。

抑肝散加陳皮半夏(よっかんさんかちんぴはんげ)はストレスでイライラが続いていたために起きた熱が、上半身や頭部にこもった状態があれば、どんな病にも使える。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は貧血気味が長く続いている方ならば、どんな病にも使える。

八味地黄丸(はちみじおうがん)は過労や房事過多や老齢が、腎虚という状態をつくっているならば、どんな病にも使える。

要するに、おのおのの方剤の示す必須事項が合っていれば、どんな病気のときでも使ったらよい。。。ということになるのです。むしろ病名などは関係なく、その病の存在する理由の用から打ち消してゆこうという医学なのです。

この概念を使った本治法(ほんちほう)といわれる治療に加えて、実際に起きている病にアプローチする標治法(ひょうちほう)という治療法が漢方医学でも、鍼灸医学でも使われてきたのです。

私はこの治療概念に限りないロマンを感じているのです。

日本伝統鍼灸漢方
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加味温胆湯、抑肝散加陳皮半夏、当帰芍薬散、八味地黄丸

2009-03-07 15:28:34 | 東洋医学全般
題にあげてある漢方方剤は何の薬でしょう?最近の話題の流れからいって、一番近い答えは、ボケが始まった方の漢方薬、アルツハイマー症やパーキンソン症候群の薬。。。。となります。。。。

しかし、漢方薬の使い方を病名別に勉強をされた方の中には、それは違うだろう!!と異議を訴える方もいらっしゃるに違いありません。

東洋医学の本来の発想は人を体質や環境別に区分けして、そこで生じているアンバランスを正す。そうすると「天、人、地」がうまく交流することとなって、理想的な健康体になることを目標としている。

すでに病名がつくほどのアンバランスが起きている方でも、その病の存在理由がなくなってゆくので、どんな状態の方もあきらめることはなく、その方のベストの状態になってゆく。まさに易経を代表とする東洋哲学の裏づけのある医学が東洋医学です。

たまたま挙げてみたこの4つの漢方方剤を使用する状態を書いてみましょう。


1.加味温胆湯(かみうんたんとう)
重労働やストレスで過労のかたで、疲れているのに眠れない、痰が多いほうでそこから発生した熱が慢性的に胸より上にたまっている。

2.抑肝散加陳皮半夏(よっかんさんちんぴはんげ)
きちんとした性格の方で、目は大きめで切れ長の場合が多い、自分にも厳しい変わりに人がやっていることでも気になって腹が立ちやすい。
体調がよいときは勇気があって親分肌だが、いらいらし始めると、自分が立てたきちんとしすぎた計画がちゃんと達成できないことでに自分を責めてしまう。うつ病になっている場合もある。そこで、不眠や、いらいら、肩こりなどを起こしている。

3.当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
貧血気味で痩せ型、寒がりである。血が少ないのであまり元気がない。女性なら白雪姫みたいな感じの細身色白で、あまり外に出たがらない消極的な感じがする。
女性なら生理痛が重くて、暖かい環境を好む。頭にも血が回らなくて、よくめまいを起こしている。女学校などでは健康小太りタイプの同級生に、「トロい」といじめられていたりする。そういう弱弱しい感じのこの子を秘かに好いている男子がいたりする。。。。

4.八味地黄丸(はちみじおうがん)
基本的にはご老人が多く使っている漢方薬。イメージとしては桂歌丸師匠のように、やせてて、寒そうな感じの体質改善に使う。
要は、老齢や虚労という疲労困憊の状態が長く続いて、先天的な要素を司っている、東洋的な意味合いでの腎の精とその経絡が虚している常態につかいます。
日本の医者は白内障や糖尿病の薬と決め付けている場合が多い。

確かにこれだけの説明をみたら、「ちがうだろーー」、どこにボケやアルツハイマーやパーキンソンと関連があるの?と感じてしまうのも無理はありません。

日本伝統鍼灸漢方




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