ごっとさんのブログ

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全仏オープン途中経過

2018-06-01 10:12:35 | テニス
ついに今年2回目のグランドスラムである全仏オープンテニスが、今週から15日間の幕を開けました。

日本人としては、男子の錦織、杉田、西岡が、女子は大坂、奈良が本戦出場を果たしました。この大会に出場できるということは、選手にとっては名誉だけでなく、1回戦出場で250万円以上が出るという、実質的にも重要な大会で、男女ともに128人出場という大きな大会ですが、日本から5人も出場したということはレベルも上がってきていると言えます。

奈良くるみの初戦は28シードの選手と当りました。1セットは相手のミスが多く6-1と簡単にとりましたので、これならばと思っていましたが、2セットからシード選手らしい強さが出てきて、3-6で取られ3セットも健闘はしたのですが4-6で初戦敗退となりました。

杉田はアルゼンチンの選手と当りランクも高くないので勝てそうと思っていましたが、2セットをタイブレークの末取ったものの、あまり良さを発揮することが出来ず1-3で敗退しました。

西岡は30シードのベルダスコとの対戦になりましたがこれがすごい熱戦となりました。最初からタイブレークの接戦となり何とかこれを西岡が取りましたが、2、3セットを取られ、4セットもタイブレークまでもつれて西岡が取り、ファイナルセットにもつれ込みましたがすでに4時間近い戦いとなりました。

これも両者譲らず接戦でしたが、西岡の右ひざが傷んでしまったようで、4-4あたりから動けなくなり、サーブも単に入れるだけになってしまいました。それでも足を引きずりながら最後まで戦い5-7で敗れてしまいました。

大坂は1回戦アメリカの選手にストレート勝ちし、2回戦もストレートで勝ち強さを発揮して3回戦進出を決めました。この勝利でやや弱い精神面も良くなっていくことを期待しています。

さて錦織ですが1回戦は地元フランスのワイルドカード(主催者推薦枠)の若手と当りましたが、これは格の違いを見せつけストレートで破りました。2回戦はやはり地元のペールと対戦しましたが、かなりの苦戦となりました。

ペールはすべてのショットを強打したり、絶妙なドロップショットを見せたりと錦織が苦手とするタイプの選手です。それでも何とか1セットは6-3で取ったのですが、なかなか自分のリズムがつかめていないようでした。

2セットは強打のリターンエースや、タイミングの良いドロップショットに苦しめられ2-6で取られてしまいました。この流れを変えることができず3セットも先にリードされ4-6で取られ後がなくなりました。

それでも4セットからやや錦織らしいショットが出てきて先にリードしましたが、鋭い追い上げで心配したものの6-2でとりファイナルセットに入りました。錦織にとっては復帰後初めての5セットですので体力を心配していたのですが、動きは衰えることなくリードして進みました。はらはらしながら見ていましたが、なんとかこのリードを保ち6-3でとり3回戦進出となりました。

これで大坂と錦織が勝ち残り、どこまで進めるか楽しみな大会となってきました。