ごっとさんのブログ

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マドリードオープンテニスほぼ決着

2019-05-12 10:30:21 | テニス
現在スペインで開催されているマドリードオープン(男女、ATP-1000)もいよいよ佳境に入ってきました。

前回大坂なおみが無事3回戦を突破し、準々決勝進出を決めたところまで書きました。準々決勝の相手は、スイスの22歳ベンチッチとなりました。

この選手は10代でトップテン入りを果たし大いに期待されていましたが、一昨年左手首の手術などで戦列を離れ、昨年中旬から復帰し徐々にその強さを見せ現在18位まで戻ってきたという侮れない選手です。

1セットから激しい打ち合いとなり、ベンチッチはうまく球を散らし大阪が何とか拾うという展開になりましたが、大坂はサーブという強い武器を持っており、これが功を奏して6-3で取ることができました。

ところが2セットになると、大坂が決め急ぐショットが多くなり、これが微妙に入らずミスが増えてしまいました。この大坂のミスに乗じ、ベンチッチが確実にポイントを重ね、2-6で取られてしまいました。それでも大坂の速いサーブや鋭いショットがやや上回っており、ミスを減らすことができれば勝てそうな流れでした。

しかし3セットは互いに譲らず、5-5まで進みこれはタイブレークかと思っていたところ、大坂のサーブが入らずブレークされてしまいました。この辺りやはり大坂の精神面の弱さが出たようです。この流れは変わらず結局5-7で取られ敗退してしまいました。

これで大坂のNo1陥落となりそうですが、もう少しメンタルを鍛え試合中の修正ができるようになれば、また女王復帰も可能と思っています。

さて錦織ですが、1回戦免除で2回戦はワイルドカード出場のボリビアの若手と対戦しました。開始から終止錦織がリードしており、5-1となった段階で風呂に入ったところ、出てきたらなんと5-5となっていました。それでも次にブレークし7-5で1セットを取りました。

2セットもリードしては追いつかれるという展開で、簡単に勝てそうな割には苦戦し何とか7-5で勝利しました。どうもこのところ錦織は最後の詰めが甘くなっているようです。

3回戦はスイスのワウリンカと対戦しました。この選手はグランドスラムも2回優勝していますが、ムラの多い選手で圧倒的な強さを見せたり、下位選手に簡単に負けたりしています。

今回は強いワウリンカが出ており、強烈な片手バックや220キロのサーブがさく裂し、錦織に付け入るスキを与えませんでした。1セットは錦織のミスにつけ込み3-6で簡単にとってしまいました。

それでも2セットに入ると錦織も良いショットを見せ互角の戦いとなり、6-6のタイブレークまでもつれこみました。ここでは錦織が悪かったわけではないのですが、ワウリンカの力が上回り3-7で取られ敗退してしまいました。

これで錦織もトップ10から落ちてしまうかもしれませんが、現在の錦織の実力から見るとやむを得ないところです。全仏オープンに向けてどんな調整をするのか、奮起を望みたいところです。