先日終身雇用制について、企業内(会社)教育という日本独自の制度からこの必要性について書きました。
終身雇用制のメリットとデメリットは非常に多く考えられますが、ここでは絶対に公にならない観点から必要性に触れてみます。これはあくまで老人の独断と偏見による解釈ですので、独り言みたいなものです。
日本には多くの人が暮らしていますが、全員が同じ能力であることはあり得ません。能力と言っても実に様々で、個人によって全く異なっているものですが、ここではそういったことを全部まとめて、いわば生きるための能力といったものとして見ています。
この能力の非常に高い人から劣る人までをグラフとしてイメージすると、低い方がやや膨れている正規分布図のようになるでしょう。この右のほうの人を強者、左を弱者と表記しますが、特に意味はない単なる符号です。
この強者に関しては、終身雇用でトップを目指しても良いし、転職してより良い待遇を探す、または派遣として好きな働き方をする、場合によっては起業したりも可能な人ですので、どんな制度かなどは関係がなく、ほっておいて良い人たちと言えます。
大多数を占める平均的な人たちは、終身雇用はあった方が良いといえます。こういう人が自分が強者だと勘違いして、転職すると給料が下がってしまったり、最悪非正規から抜け出せなくなるといったことはありますが、それほど多いわけではなく問題とすることではありません。
問題は弱者で、どんな企業も右側の人を採用したいと苦労しますので、就職の時から試練が始まるわけです。それでも現在の制度は何とか就職できるようになっています。就職もせずニートやフリーターになるのは、勘違いしている平均的な人が多いような気がします。
弱者でもいったん就職してしまえば、昇進や待遇面で不満が出るかもしれませんが、職を奪われることは無いというのが終身雇用制度です。現在の日本の企業は、こういった弱者を抱えても、強者が引っ張っていくことにより企業活動が成り立つだけの体力がついているような気がします。
現在の問題点はこういった状況での年功序列賃金の維持かもしれません。この年功賃金制は、格差を広げないという点では非常に優れていますし、弱者でもそれなりの給料がもらえるという、救済的な面もあります。
これで損をする(能力に見合った給料とならない)のは強者ですが、それなりに評価され昇進しているはずですので、我慢してもらっても良いでしょう。
以上のように弱者を守っていくための制度として、終身雇用というのは重要な役割をしていると思っています。これは私自身がやや強者側にいた前提ですので、多分批判はありそうな気がします。
終身雇用制のメリットとデメリットは非常に多く考えられますが、ここでは絶対に公にならない観点から必要性に触れてみます。これはあくまで老人の独断と偏見による解釈ですので、独り言みたいなものです。
日本には多くの人が暮らしていますが、全員が同じ能力であることはあり得ません。能力と言っても実に様々で、個人によって全く異なっているものですが、ここではそういったことを全部まとめて、いわば生きるための能力といったものとして見ています。
この能力の非常に高い人から劣る人までをグラフとしてイメージすると、低い方がやや膨れている正規分布図のようになるでしょう。この右のほうの人を強者、左を弱者と表記しますが、特に意味はない単なる符号です。
この強者に関しては、終身雇用でトップを目指しても良いし、転職してより良い待遇を探す、または派遣として好きな働き方をする、場合によっては起業したりも可能な人ですので、どんな制度かなどは関係がなく、ほっておいて良い人たちと言えます。
大多数を占める平均的な人たちは、終身雇用はあった方が良いといえます。こういう人が自分が強者だと勘違いして、転職すると給料が下がってしまったり、最悪非正規から抜け出せなくなるといったことはありますが、それほど多いわけではなく問題とすることではありません。
問題は弱者で、どんな企業も右側の人を採用したいと苦労しますので、就職の時から試練が始まるわけです。それでも現在の制度は何とか就職できるようになっています。就職もせずニートやフリーターになるのは、勘違いしている平均的な人が多いような気がします。
弱者でもいったん就職してしまえば、昇進や待遇面で不満が出るかもしれませんが、職を奪われることは無いというのが終身雇用制度です。現在の日本の企業は、こういった弱者を抱えても、強者が引っ張っていくことにより企業活動が成り立つだけの体力がついているような気がします。
現在の問題点はこういった状況での年功序列賃金の維持かもしれません。この年功賃金制は、格差を広げないという点では非常に優れていますし、弱者でもそれなりの給料がもらえるという、救済的な面もあります。
これで損をする(能力に見合った給料とならない)のは強者ですが、それなりに評価され昇進しているはずですので、我慢してもらっても良いでしょう。
以上のように弱者を守っていくための制度として、終身雇用というのは重要な役割をしていると思っています。これは私自身がやや強者側にいた前提ですので、多分批判はありそうな気がします。