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新型コロナワクチン接種は今後どうすればよいか

2023-06-20 10:34:19 | 健康・医療
新型コロナはインフルエンザと同じ5類に分類されましたが、まだ夏にかけて感染が拡大する恐れなどが報道されています。

また私の家は二人とも70歳以上ですので、先月6回目のワクチンの接種券が届いています。どうもまだワクチンの多重接種を推奨しているようです。

しかしほとんど意味がないだろうという事で放置していますが、知人に確認したところほとんど接種するつもりのようです。

ここではワクチン接種と免疫機構について基本を確認しますが、どうも私の知識が正しいのかどうか自信がなくなっていることは確かです。

ウイルスなどの病原菌に感染すると、免疫細胞がその病原菌を特定し、それを排除するための抗体を産生します。これを早期に行うため体温を上げたりして免疫力を高めますが、抗体ができるまでに3日程度かかるとされています。

その間病原菌は増殖してしまいますが、ほとんど場合は4,5日で抗体が除去してくれますので、快方に向かうことになります。しかし病原菌の毒性が強かったり、増殖力が非常に強いと重症化してしまうことになるのです。

この時病原菌に前に感染したことがあると、免疫細胞はそれを記憶しており、瞬時に抗体産生が始まりますので、非常に軽い症状で治ります。この3日間ほどのタイムラグを人工的になくすのが、ワクチンです。

ウイルスを何の害も出ないように不活化させたり、ウイルスの部品などをワクチンとして接種すると、免疫細胞はウイルスに感染したとして、抗体産生を開始しますので若干の発熱など副反応が生じます。

適度な間隔で2回目を接種すると、今度は瞬時に抗体を作り出し、免疫反応が定着するのです。そうすると本物のウイルスに感染しても、瞬時に抗体ができて排除できますので、重症化することはないというのがワクチンのメカニズムです。

ここで強調したいのが「ワクチンは感染を予防する」ものではないという点です。ウイルスに対する抗体が体内に存在すれば、ウイルスが入ってきてもすぐ除去できますので感染しないのですが、抗体というのはタンパク質の1種です。

ヒトの身体は不要なタンパク質はすぐに分解してしまいますので、ワクチンで抗体ができても1,2カ月で消失してしまうでしょう。ワクチンはウイルスとそれに対抗する抗体の記憶を免疫細胞に植え付けるためのもので、この記憶はほぼ一生残るものです。

これが免疫の常識だと思っていましたが、何故コロナは多重接種を推奨するのでしょうか。政府主導の接種計画としては、「令和5年春開始接種」が進められています。

国民の大部分が2回以上の接種が完了しても、第8波の感染拡大が止められなかったという事実をどう判断しているのでしょうか。

ただこの傾向は世界的なものですので、ワクチンの多重接種のメリットをぜひ明確にしてほしいものです。


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