今回のコロナ禍では医療現場のひっ迫や、既に医療崩壊が起きているという話も出ているようです。
PCR検査も十分に行われておらず、自分が感染したと思っても病院ではなかなか診察してもらえないという状況もあるとしています。私のかかりつけのクリニックでは、発熱外来もあり電話してから行けば何とかなりそうな気もしています。
こういった医療崩壊がなぜ起きてしまうのか、日本は医師不足が原因であるという記事が出ていました。
OECD(経済協力開発機構)加盟各国の医師の平均数は45万8000人で、人口1000人あたり3.5人となっています(2018年)。ところが日本では医師の数が32万7000人で1000人あたり2.4人とOECD平均より13万人も少なくなっています。
歴史的経緯を見ると1960年代では日本の人口当たりの医師数は、先進国の平均とほぼ同じでした。それが1970年代にオイルショックが起きて、保健医療に莫大な資金が必要なことが問題となり、「医療費亡国論」が唱えられるようになりました。
その結果1981年の琉球大学医学部の新説を最後に、全国の大学医学部は定員が減らされ、年2回行われていた医師国家試験も年1回になったのです。
こういったことから現在の医師不足となり、本来こういった問題に取り組むはずの日本医師会も、開業医の利益優先というスタンスを取っていますので、この現状は改善されてこなかったとしています。
今回の新型コロナで、ベット数に見合った感染症の専門医は4000人ほどが必要となりますが、実際は1500人程度となっているようです。
また日本集中治療学会によると、日本の重症ベット数1万7000床をカバーするには、最低でも4500人の集中治療専門医が必要としていますが、現実には1850人しかいないとしています。
このように医師不足が医療崩壊の原因であるという説は一理あると思いますが、私は別な要因もあるような気がします。もう10年以上前ですが、私の母が亡くなる前在宅医療をしていました。
それが度々の発熱などで医師が在宅では困難ということで、市の大きな拠点病院に入院しました。なぜか呼吸器科でしたが、その入院患者のほとんどが母と同じような高齢者(母は88歳でした)で占められており驚いた記憶があります。
この病院は最新医療を謳った拠点病院であるのに、現実は老人病院と化していたのです。母は結局この病院で8か月後老衰で(死亡診断書は肺炎でしたが)亡くなりましたが、本当に入院治療が必要だったのか疑問に思っています。
この様に世界でも多い病床数を誇る日本ですが、その大部分が老人で占拠されているという現状が医療崩壊のひとつの原因ではないかと思っています。
これを打開するためには、老人施設だけでなく老人専用病院をもっと増やす必要があるような気がします。
PCR検査も十分に行われておらず、自分が感染したと思っても病院ではなかなか診察してもらえないという状況もあるとしています。私のかかりつけのクリニックでは、発熱外来もあり電話してから行けば何とかなりそうな気もしています。
こういった医療崩壊がなぜ起きてしまうのか、日本は医師不足が原因であるという記事が出ていました。
OECD(経済協力開発機構)加盟各国の医師の平均数は45万8000人で、人口1000人あたり3.5人となっています(2018年)。ところが日本では医師の数が32万7000人で1000人あたり2.4人とOECD平均より13万人も少なくなっています。
歴史的経緯を見ると1960年代では日本の人口当たりの医師数は、先進国の平均とほぼ同じでした。それが1970年代にオイルショックが起きて、保健医療に莫大な資金が必要なことが問題となり、「医療費亡国論」が唱えられるようになりました。
その結果1981年の琉球大学医学部の新説を最後に、全国の大学医学部は定員が減らされ、年2回行われていた医師国家試験も年1回になったのです。
こういったことから現在の医師不足となり、本来こういった問題に取り組むはずの日本医師会も、開業医の利益優先というスタンスを取っていますので、この現状は改善されてこなかったとしています。
今回の新型コロナで、ベット数に見合った感染症の専門医は4000人ほどが必要となりますが、実際は1500人程度となっているようです。
また日本集中治療学会によると、日本の重症ベット数1万7000床をカバーするには、最低でも4500人の集中治療専門医が必要としていますが、現実には1850人しかいないとしています。
このように医師不足が医療崩壊の原因であるという説は一理あると思いますが、私は別な要因もあるような気がします。もう10年以上前ですが、私の母が亡くなる前在宅医療をしていました。
それが度々の発熱などで医師が在宅では困難ということで、市の大きな拠点病院に入院しました。なぜか呼吸器科でしたが、その入院患者のほとんどが母と同じような高齢者(母は88歳でした)で占められており驚いた記憶があります。
この病院は最新医療を謳った拠点病院であるのに、現実は老人病院と化していたのです。母は結局この病院で8か月後老衰で(死亡診断書は肺炎でしたが)亡くなりましたが、本当に入院治療が必要だったのか疑問に思っています。
この様に世界でも多い病床数を誇る日本ですが、その大部分が老人で占拠されているという現状が医療崩壊のひとつの原因ではないかと思っています。
これを打開するためには、老人施設だけでなく老人専用病院をもっと増やす必要があるような気がします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます