先日NHKの「がってん」という番組を見ました。この番組は科学的ではあるものの最新の学説などを検証されていないのに真実であるかのように扱うなど、やや生き過ぎな面もあると感じていました。
先日は医療での「おまじない」ということがテーマで、「プラセボ効果」を取り上げていました。このプラセボ効果についてはこのブログでも何回か取り上げていますが、本来何の効果もないはずの偽薬(通常糖類です)を服用しても、治療薬と同じような効果が表れる現象です。
この番組では痛みを訴える患者に、生理食塩水など鎮痛効果が無いはずのものを医師の指導の下で投与すると、なぜか痛みが和らぐことあるという例を出していました。
プラセボ効果に関しては、私の解釈として人間には恒常性維持機構という機能があり、常に健康な状態を維持するというものです。つまり痛みがあっても何かのきっかけがあれば、人間の持つもともとの機能が働き、この痛みをなくすような方向に動き出すと考えています。
またこの番組では、プラセボ効果は「本物の薬」と思い込んでいるときにだけ現われるのではなく、「ニセの薬」と知っていても効果が表れることがあるという報告を紹介していました。この辺りはプラセボ効果を効率的に出す方法を考える上では非常に面白い結果と考えています。
ここでは本物の薬そっくりに作られたタブレットをニセと知りながら服用した結果、薬の多量服用を避けられたという事例を出していました。
また芸能人の写真を見ると生理の痛みが和らぐという事例を紹介し、こういった人の脳を検査することにより、ある特定の部分が活発に反応していることが分かりました。
この実験で確認されたのは側坐核という部分で、この反応から脳内にオピオイドとよばれる鎮痛物質が分泌され、痛みが和らいだのではないかとしています。こういった視覚によるプラセボ効果は、喘息の発作を起こした患者が医師の顔を見ると治まってしまうといったことも古くから知られています。
その他「歯ぎしり」をなくすためのおまじないや、集中力、記憶力をアップするおまじないが紹介されていましたが、いずれも広い意味での「プラセボ効果」と言えるようです。
私はこのプラセボ効果を効率よく起こさせ、偽薬で病気の治療をすることが究極の医療ではないかと考えています。従来新薬開発の臨床試験での邪魔な効果と考えられていたプラセボ効果ですが、これをまじめに治療法として取り上げるという流れが少しは出てきたのかと感じています。
先日は医療での「おまじない」ということがテーマで、「プラセボ効果」を取り上げていました。このプラセボ効果についてはこのブログでも何回か取り上げていますが、本来何の効果もないはずの偽薬(通常糖類です)を服用しても、治療薬と同じような効果が表れる現象です。
この番組では痛みを訴える患者に、生理食塩水など鎮痛効果が無いはずのものを医師の指導の下で投与すると、なぜか痛みが和らぐことあるという例を出していました。
プラセボ効果に関しては、私の解釈として人間には恒常性維持機構という機能があり、常に健康な状態を維持するというものです。つまり痛みがあっても何かのきっかけがあれば、人間の持つもともとの機能が働き、この痛みをなくすような方向に動き出すと考えています。
またこの番組では、プラセボ効果は「本物の薬」と思い込んでいるときにだけ現われるのではなく、「ニセの薬」と知っていても効果が表れることがあるという報告を紹介していました。この辺りはプラセボ効果を効率的に出す方法を考える上では非常に面白い結果と考えています。
ここでは本物の薬そっくりに作られたタブレットをニセと知りながら服用した結果、薬の多量服用を避けられたという事例を出していました。
また芸能人の写真を見ると生理の痛みが和らぐという事例を紹介し、こういった人の脳を検査することにより、ある特定の部分が活発に反応していることが分かりました。
この実験で確認されたのは側坐核という部分で、この反応から脳内にオピオイドとよばれる鎮痛物質が分泌され、痛みが和らいだのではないかとしています。こういった視覚によるプラセボ効果は、喘息の発作を起こした患者が医師の顔を見ると治まってしまうといったことも古くから知られています。
その他「歯ぎしり」をなくすためのおまじないや、集中力、記憶力をアップするおまじないが紹介されていましたが、いずれも広い意味での「プラセボ効果」と言えるようです。
私はこのプラセボ効果を効率よく起こさせ、偽薬で病気の治療をすることが究極の医療ではないかと考えています。従来新薬開発の臨床試験での邪魔な効果と考えられていたプラセボ効果ですが、これをまじめに治療法として取り上げるという流れが少しは出てきたのかと感じています。
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