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入院中に脳梗塞を発症、病院でも分からない病状の進行

2022-04-20 10:25:57 | 健康・医療
高齢者の医療については、このブログや私の著書「75歳、医療からの卒業」でも述べていますように、体調が悪くなって病院に行っても治るものではなく、入院生活を送っても自宅で好きなように過ごしても寿命は変わらないというのが私の持論です。

最近のニュースの中に入院している最中に脳梗塞(全く別な病気で入院中)を発症したという事例があり、その点について医療関係者がコメントしているという記事を見ました。

家族は当然「入院しているのになぜ発症したのか」という疑問を医師に聞いていますが、誰しもが感じることでしょう。これに対する回答としては、「たまたま発症したのが病院に入院している時であった」というものです。

ある日突然症状が表れることがあっても、突然病気になるわけではありません。症状はなくても病気は進行しているので、入院中であってもその進行を止めることはできないとしています。

入院中は自宅と違って行動に制限がかかり、活動量が低下し、入院がきっかけで寝たきりになったりADL(日常生活動作)が低下したりする人もいるようです。

しかしこのコメントはおかしいような気がします。医師や看護師は医療のプロであり、わずかな状態の変化も注意しているはずが脳梗塞の症状を見逃すということは、大きなミスといえるのではないでしょうか。

この脳梗塞を発症した患者が何の病気で入院していたかは分かりませんが、医師や看護師が自分の専門以外はほとんど注意しないという現代の診療科が細分化されているのも問題かもしれません。

結局病気の進行は本人以外は分からないのかもしれませんが、何か病気があり入院しているのですから、それ以外の異常には気が付かないのかもしれません。つまり病気の予防には、普段からの生活習慣が大事ということに尽きるのかもしれません。

最近は「メタボ」や「ロコモ」といった言葉がよく使われますが、メタボ(メタボリックシンドローム)は内臓脂肪が過剰に蓄積した状態に高血圧、高血糖、脂質異常が組み合わさったものです。

ロコモ(ロコモティブシンドローム)は、運動機能の障害のため移動機能の低下をきたした状態です。こういったことは中壮年の段階では重要ですが、高齢者になればあまり気にすることはないような気がします。

メタボはその60%以上が遺伝子の影響、つまり体質ですのでいくら生活習慣をしっかり整えても、太る人はメタボになってしまいます。

話がずれてしまいましたが、痛みや苦しみは対処する必要がありますが結局高齢者になれば入院しても自宅にいてもさほど変わらないような気がします。自宅での介護問題などが無ければ、少々異常があっても自宅静養したいと考えています。


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