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インフルエンザの流行収束見えず「注意報」レベル

2023-03-25 10:36:32 | 時事
新型コロナの感染者数は東京で1000人程度が続いており、ほぼ収束しているといえそうです。

この第8波は緊急事態宣言などの行動制限は全く行われず、むしろGotoなどの振興策が実施されており、さらにマスク着用も個人の判断にゆだねられるなどほとんどの規制が解除されています。

コロナ変異株の推移などがあるものの、過去に行われてきた規制策が本当に効果があったのか非常に疑わしい事態といえる気がします。

一方インフルエンザの流行はこの3月末になっても収まってこないと専門家が警鐘を鳴らしているようです。定点医療機関当りの患者報告数は、12日までの1週間で11.10人に上り、注意報レベル(同10人)を超えた状態が続いています。

厚生労働省は、全国約5000の医療機関からの患者報告数を集計し報告しています。昨年12月28日には、1機関当り「1人」を超えたため流行期に入ったと発表しました。報告者数は増え続け、今年1月下旬には4週間以内に大流行が起きる可能性を示す注意報の水準を上回りました。

その後報告数は2月第2週の12.9人をピークに減り始めましたが、3月第2週は前週比0.93人増の11.10人で、約1カ月ぶりに増加に転じました。これはコロナ前の2019年同時期と比べても高い水準です。

国立感染症研究所によると、3月第2週の受診患者数は全国で推計約31万8000人に上り、前週より約2万9000人増え、昨年9月以降の累計は約320万4000人と推計されています。

こうしたインフルエンザの感染者数を見ると、感染症の流行はどうして起きるのかについての興味ある現象といえます。過去2年間インフルエンザの流行は全くありませんでした。

これは新型コロナの感染対策である、手指の消毒やマスクの着用が徹底していたためではないかと考えていました。では今シーズン流行したのは、専門家によると過去2年間流行が無かったために免疫力が低下したことが一因としていますが、これは免疫の常識から全く間違っていると思っています。

いったん獲得した免疫はそんなに簡単に消えるものではありません。では今回のケースは、感染対策が疎かになったためでしょうか。私の周りを見ても、まだどこに行っても消毒液の設置や、マスクの着用が減っているとは思えません。

しいて上げれば昨年末から海外からの渡航者が増加しており、ウイルスが海外から入ってきたことが挙げられるのかもしれません。また発熱や咳が出た患者が、コロナを恐れて病院に行くことが増えただけなのかもしれません。

従ってインフルエンザの大流行は今後起こる可能性はほとんどないと考えています。もうすでに通常であれば流行が治まる気候となっていますので、インフルエンザを気にする必要はないでしょう。むしろ5月に5類となる新型コロナの方を注意すべきと考えています。


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