東京オリンピック 閉会式

東京オリンピックが閉幕しましたが、あっという間の17日間だったような気がします。

私の好きなテニスや卓球など多くの競技を観戦し、オリンピック漬けの毎日だったような気がします。このオリンピックは、やるからには成功させたいと思っていましたが、期間中首都圏ではコロナ感染が急拡大してしまいました。

そういう状況の割には特に問題も起きず、無観客という異例の大会ではありましたが、何とか成功したといえそうな気がしています。

これから国内だけでなく海外からも色々な評価が出てくると思いますが、特別な大会であったことは確かですがそれほど批判されることはなさそうな気がしています。

今大会は日本人選手の活躍が目立ちました。最初の柔道から最後の野球や予想外の女子バスケットまで、毎日メダルの話題には事欠きませんでした。獲得した金メダル数も過去最高であった2004年アテネ大会の16個を大幅に上回る27個と大幅に更新しました。

メダルの総数も58個と開催国らしい実績を残すことができました。

最後の閉会式をゆっくり見ましたが、開会式と同じようにあまりにも地味な演出でややがっかりしました。この閉会式は日本国民への発信というよりは、全世界に向けていたはずですが、現在の日本や東京が全く出てきませんでした。

バンド演奏をバックに多くの人達が踊っていましたが、現代日本というより昭和時代と言ってもおかしくないようなパフォーマンスでした。伝統文化の紹介かもしれませんが、各地の伝統的なものが出てきましたが、現在の日常からはかけ離れたものでした。

舞台で「東京音頭」を踊っていましたが、悪くはないもののせめて浴衣を同じするなどしてほしかった気がします。同じ衣装できれいにそろったパフォーマンスは、派手に映るだけではなくそれによって緊張感が出てきます。

そこにバラバラな衣装での演技が入るとその緊張感が取れるという、メリハリの利いた演出になるのではないでしょうか。

最も良かったのは次の開催地であるパリの映像でしたが、テレビで見ていると画面いっぱいにきれいな映像となりますが、もし観客が入っていたら大型スクリーンでは物足りないものとなりそうです。

現在のハイテクを使った面白いもはほとんど出てこず、物足りなさを感じました。これが日本らしいかどうかわかりませんが、無事閉幕したといえそうです。

ついでながらこのオリンピックで一番ほっとしているのは、政府や自治体かもしれません。コロナ感染者数は連日最多を更新しましたが、どこの報道番組もオリンピックがメインになっていました。

通常であればコロナ対応などの政府批判や国民の不満など大きく取り上げられるはずが、簡単に終わっていました。さてこれからのコロナ感染者数などはどうなるのでしょうか。