私は健康は食事と睡眠からというのが信条ですので、このブログでも睡眠はたびたび取り上げています。
私自身は比較的寝つきもよく、ほとんど目が覚めることなく(たまにトイレに行くことはありますが)大体7時間ぐらいで自然に目が覚めますので、ほとんど問題はないと思っています。
現役のころは平日は睡眠不足で、休日に寝だめをするという生活でしたが、引退してからは十分な睡眠時間(ちょっと長すぎる気もしますが)が取れています。
睡眠のサイクルは1.5時間周期なので、1.5時間の倍数分の睡眠時間を取ると目覚めがいいという説もあるようですが、最近の研究ではこれは俗説と言えるようです。睡眠不足と色々な病気リスクの関係は非常に多くの研究が報告されています。
2019年のイギリスの研究では、約50万人の40〜69歳の成人を7年間追跡し、睡眠時間が6時間未満の人はそれ以上の人と比べ、心筋梗塞になるリスクが20%も高いことを報告しています。また睡眠時間が1時間延びるごとに心筋梗塞のリスクが約20%低下することも分かりました。
スペインで約4000人を対象として行われた研究では、睡眠時間が6時間未満の人は、動脈硬化が進んでいることが明らかになっています。睡眠時間が短くなると、血液中の炎症性物質が増えるといわれており、これが原因と考えられています。
その他睡眠時間が短いことは、不整脈や免疫機能を低下させるだけでなく、死亡率の増加にもつながると報告されています。2008年の研究では睡眠時間の短い人ほど肥満のリスクが高いと報告されています。
12名の健康で標準体重の男性の被験者を、食事カロリーや運動量をコントロールされた環境下で、短時間(4時間)睡眠と長時間(10時間)睡眠を無作為に割り付けた実験があります。
その結果睡眠不足によって食欲を増す効果のあるグレリンというホルモンの分泌が促進され、食欲を抑制するレプチンというホルモンの分泌は逆に減ることが明らかになりました。
また睡眠不足は脳の食欲をコントロールする部分の活動を低下させ、それによって特にカロリーが高く炭水化物の割合の高い食事を欲するようになることも別の研究から分かっています。
睡眠と仕事の生産性に関する研究もあり、48名の被験者を無作為に異なる睡眠のパターンに割り付けて、頭の働きを評価した研究もあります。被験者をそれぞれ4時間、6時間、8時間睡眠を続ける3つのグループ、および3日間徹夜という4つのグループに割り付け、精神動態覚醒水準課題(PVT)手使途と呼ばれる作業能力などを評価するテストを受けさせました。
その結果睡眠時間が短いほどミスが多いというある意味当然のことが分かりました。ここで自覚している眠気の強さとミスの頻度は比例していませんでした。3日間徹夜のグループを除いて、睡眠時間の長短に関わらず4〜5日すると眠気はそれ以上強くならなかったようです。
このあたりは眠気の自覚という点で興味ある結果と言えそうです。この様に睡眠不足は色々な問題を引き起こす可能性がありますが、現代人としては十分な睡眠時間を取るのは難しいのかもしれません。
私自身は比較的寝つきもよく、ほとんど目が覚めることなく(たまにトイレに行くことはありますが)大体7時間ぐらいで自然に目が覚めますので、ほとんど問題はないと思っています。
現役のころは平日は睡眠不足で、休日に寝だめをするという生活でしたが、引退してからは十分な睡眠時間(ちょっと長すぎる気もしますが)が取れています。
睡眠のサイクルは1.5時間周期なので、1.5時間の倍数分の睡眠時間を取ると目覚めがいいという説もあるようですが、最近の研究ではこれは俗説と言えるようです。睡眠不足と色々な病気リスクの関係は非常に多くの研究が報告されています。
2019年のイギリスの研究では、約50万人の40〜69歳の成人を7年間追跡し、睡眠時間が6時間未満の人はそれ以上の人と比べ、心筋梗塞になるリスクが20%も高いことを報告しています。また睡眠時間が1時間延びるごとに心筋梗塞のリスクが約20%低下することも分かりました。
スペインで約4000人を対象として行われた研究では、睡眠時間が6時間未満の人は、動脈硬化が進んでいることが明らかになっています。睡眠時間が短くなると、血液中の炎症性物質が増えるといわれており、これが原因と考えられています。
その他睡眠時間が短いことは、不整脈や免疫機能を低下させるだけでなく、死亡率の増加にもつながると報告されています。2008年の研究では睡眠時間の短い人ほど肥満のリスクが高いと報告されています。
12名の健康で標準体重の男性の被験者を、食事カロリーや運動量をコントロールされた環境下で、短時間(4時間)睡眠と長時間(10時間)睡眠を無作為に割り付けた実験があります。
その結果睡眠不足によって食欲を増す効果のあるグレリンというホルモンの分泌が促進され、食欲を抑制するレプチンというホルモンの分泌は逆に減ることが明らかになりました。
また睡眠不足は脳の食欲をコントロールする部分の活動を低下させ、それによって特にカロリーが高く炭水化物の割合の高い食事を欲するようになることも別の研究から分かっています。
睡眠と仕事の生産性に関する研究もあり、48名の被験者を無作為に異なる睡眠のパターンに割り付けて、頭の働きを評価した研究もあります。被験者をそれぞれ4時間、6時間、8時間睡眠を続ける3つのグループ、および3日間徹夜という4つのグループに割り付け、精神動態覚醒水準課題(PVT)手使途と呼ばれる作業能力などを評価するテストを受けさせました。
その結果睡眠時間が短いほどミスが多いというある意味当然のことが分かりました。ここで自覚している眠気の強さとミスの頻度は比例していませんでした。3日間徹夜のグループを除いて、睡眠時間の長短に関わらず4〜5日すると眠気はそれ以上強くならなかったようです。
このあたりは眠気の自覚という点で興味ある結果と言えそうです。この様に睡眠不足は色々な問題を引き起こす可能性がありますが、現代人としては十分な睡眠時間を取るのは難しいのかもしれません。
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