私は若いころから「肩こり」になったことがなく、どんな感じがするのかがよく分かりませんが、母が肩こり持ちで子供のころからよく揉んでやっていました。
そのおかげで触っただけでどこが凝っているのかが分かるようになり、マッサージは得意になっています。
日本人は肩こりの人が多いようで、2019年の厚生労働省の国民生活基礎調査では、肩こりは女性が訴える症状の1位、男性では第2位となっています。日本人に肩こりが多い理由としては、頭の大きさに比べて首の骨が細く周囲の筋肉に過度の負担がかかっていることが挙げられます。
昔から「肩身が狭い」「肩をもつ」「肩の荷が重い」などの表現が広く用いられてきました。これは日本人が肩を仕事や対人関係などで強く負担がかかる部位として捉えてきたからかもしれません。
肩こりの原因はさまざまで、急なものとしては寝違えや頸椎ねんざなどがあり、慢性的なものはストレスや姿勢異常などで起こります。変形性頚椎症や頸椎椎間板ヘルニアなど頸椎を構成している要素の何らかの異常や、顎関節症がその原因になっていることもあります。
また最近ではパソコンやスマホの使い過ぎで生じる「テクノストレス眼症」での肩こりも大きな問題となっています。内臓の異常が肩こりとして表れる(内臓体壁反射と呼びます)こともあり、例えば狭心症や心筋梗塞では左肩の肩こり、胆嚢や肝臓の障害では右肩のこりが出ることもあるようです。
こういった内臓異常からの肩こりと通常の肩こりとの症状の違いは難しいようで、肩こりもやはり個人差が大きく診断は難しいとされています。
肩こりに関連するのは僧帽筋、大・小菱形筋、頸半棘筋、頭・頸板状筋、棘上筋などあまり聞いたことのない筋肉ですが、頭を支えたり上肢を体幹につないだりしています。このなかで中心的な役割を担っているのが僧帽筋です。
僧帽筋は頭と頸椎から胸椎の棘突起(背中の中央に並んでいるでっぱり)、肩甲骨と広い範囲に付着しています。その特徴としてこの筋肉の裏側を流れている静脈には弁がないこと、静脈の分岐が多いことなどがあり、それにより血流不全に陥りやすいとされています。
肩こりを訴える患者では、肩から肩甲骨の内側に沿って押さえると、響きを感じる部位を見つけ出すことができ、これをトリガーポイントと呼んでいます。
ペインクリニックではこの部位へ局所麻酔薬を用いた注射を行うと、筋肉の緊張がとれこりを伝えている神経を和らげることができます。
なかなか肩こりで通院することはないと思われますが、前述のように内臓から来るケースもあり、あまりひどい場合は診察を受ける方がよいのかもしれません。
そのおかげで触っただけでどこが凝っているのかが分かるようになり、マッサージは得意になっています。
日本人は肩こりの人が多いようで、2019年の厚生労働省の国民生活基礎調査では、肩こりは女性が訴える症状の1位、男性では第2位となっています。日本人に肩こりが多い理由としては、頭の大きさに比べて首の骨が細く周囲の筋肉に過度の負担がかかっていることが挙げられます。
昔から「肩身が狭い」「肩をもつ」「肩の荷が重い」などの表現が広く用いられてきました。これは日本人が肩を仕事や対人関係などで強く負担がかかる部位として捉えてきたからかもしれません。
肩こりの原因はさまざまで、急なものとしては寝違えや頸椎ねんざなどがあり、慢性的なものはストレスや姿勢異常などで起こります。変形性頚椎症や頸椎椎間板ヘルニアなど頸椎を構成している要素の何らかの異常や、顎関節症がその原因になっていることもあります。
また最近ではパソコンやスマホの使い過ぎで生じる「テクノストレス眼症」での肩こりも大きな問題となっています。内臓の異常が肩こりとして表れる(内臓体壁反射と呼びます)こともあり、例えば狭心症や心筋梗塞では左肩の肩こり、胆嚢や肝臓の障害では右肩のこりが出ることもあるようです。
こういった内臓異常からの肩こりと通常の肩こりとの症状の違いは難しいようで、肩こりもやはり個人差が大きく診断は難しいとされています。
肩こりに関連するのは僧帽筋、大・小菱形筋、頸半棘筋、頭・頸板状筋、棘上筋などあまり聞いたことのない筋肉ですが、頭を支えたり上肢を体幹につないだりしています。このなかで中心的な役割を担っているのが僧帽筋です。
僧帽筋は頭と頸椎から胸椎の棘突起(背中の中央に並んでいるでっぱり)、肩甲骨と広い範囲に付着しています。その特徴としてこの筋肉の裏側を流れている静脈には弁がないこと、静脈の分岐が多いことなどがあり、それにより血流不全に陥りやすいとされています。
肩こりを訴える患者では、肩から肩甲骨の内側に沿って押さえると、響きを感じる部位を見つけ出すことができ、これをトリガーポイントと呼んでいます。
ペインクリニックではこの部位へ局所麻酔薬を用いた注射を行うと、筋肉の緊張がとれこりを伝えている神経を和らげることができます。
なかなか肩こりで通院することはないと思われますが、前述のように内臓から来るケースもあり、あまりひどい場合は診察を受ける方がよいのかもしれません。
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