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PSA検査でわかる前立腺ガンの治療法

2022-03-13 10:32:08 | 健康・医療
昨年私の大学時代からのギター仲間のひとりに前立腺ガンが見つかりました。

このコロナ禍で会って話をすることができませんので、メールでの情報であまり詳しいことは分かりませんが、昨年末手術をして順調に回復したようです。

このT君がなぜPSA検査をしたのか分かりませんが、正常であれば4以下の数値が10だったとしています。その後MRIで腫瘍が確認され、検査入院もして他の臓器にも転移はなく手術をすることになったそうです。

手術は腹腔鏡下ロボット支援悪性腫瘍摘出手術という最先端のもので、身体の負担も少なかったようです。私の友人や知人には何人か前立腺ガンが見つかり、ほとんどが手術をしていますが、どうもその後のQOLがやや低下し尿漏れや尿失禁の症状が出ている人が多く、T君の場合は大丈夫かやや心配しています。

T君は仲間にPSA検査を進めていますが、私も昨年まで簡単な検査を受けていました。今年75歳になりましたのでもうやめようと思っていましたが、現在考慮中です。

ただPSA検査は腫瘍マーカーとしては感度が高いとされていますが、悪性度が低いものやサイズが小さいものなども含まれてしまい、過剰診療につながるという見解もあるようです。

前立腺ガンの治療法選択は、患者の年齢、身体の状態、社会的状況、本人の希望などを含めて検討し、標準治療に基づいて決めていくようです。主に外科手術、放射線治療、内分泌療法(ホルモン療法)、化学療法があり複数の治療を組み合わせて行う場合もあります。

また患者が高齢の場合やPSA値や悪性度の低い局限性の患者の場合などは、「監視療法」つまり進行状況を確認しながら積極的な治療をしないケースもあります。

この様に治療法はかなりありますので、病期、PSA値、グリーソンスコア、リスク分類、年齢、期待余命、患者の希望などを考慮しながら、医師と話し合いベストな選択肢を考えるとしています。

しかしどうも医師は根治を目指した手術が多く、それが世界的に見ても異様に手術率が高いという状況を作り出しているような気がします。

ガン検診では早期発見・早期治療による死亡率の減少効果はもちろんですが、異常なしと判定された場合の安心感も大きなメリットとされています。一方で100%の精度でガンが発見されるわけではなく、ガンではないのに一時的にガンと診断される「偽陽性」などが生じるデメリットもあります。

この辺りは個人の考え方なのですが、高齢になってもガンを心配してガン検診を受ける人も多いようです。私の知り合いの医師は、80歳を過ぎたらガンが見つかって手術をしても放置しても寿命はほとんど変わらないという意見ですが、私もこれに賛成しています。

PSA検査を考慮中と書きましたが、多分もう調べないことになりそうです。


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