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肥満症、治療の基本は食事と運動で

2023-09-03 10:33:01 | 健康・医療
このブログでも何回か書いていますが、私はやせ型でもう少し体重を増やしたいと思っています。ただ高校時代位からこの歳になるまで、ほとんど体重は変わっていませんのでやせ型体形が定着しているのかもしれません。

肥満はその60%以上が体質つまり遺伝で決まっているという説がありますので、やせるのも太るのも大変なのかもしれません。日本では体格指数(BMI)が25以上で肥満、35以上で高度肥満とされています。

ちなみに私は18ぐらいですので、健康診断ではB評定となっています。日本人の肥満の割合は世界の中では低いのですが、近年増加しているようです。

厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、BMI25以上のひとの割合は2009年の24.3%から2019年には26.3%となっています。特に50代と60代の男性で増加が目立っています。

日本肥満学会は、肥満のうち「肥満に起因ないし関連する健康障害を合併するか、その合併が予測され医学的に減量を必要とする」状態を「肥満症」と定義し、治療の対象としています。

診療ガイドラインでは、減量目標を3〜6カ月で現体重の3%、高度肥満症は5〜10%としており、治療の基本は食事療法と運動療法になっています。食事療法は、体重を減らして内臓脂肪量を減少させることで肥満に伴う健康障害を改善することが目的です。

肥満症では1日の摂取エネルギーを「25キロカロリー×目標体重(キロ)以下」に、高度肥満では「20〜25キロカロリー×目標体重以下」にし、十分に減量できない場合にはさらに低いエネルギー量を設定します。

運動療法は肥満予防や減量した体重の維持には有用だが、体重減少にはあまり効果的でないとされています。運動の量や頻度は、有酸素運動を中心に軽から中程度の運動を1日30分以上、毎日あるいは週150分以上が推奨されています。

食事療法と運動療法で十分な効果が出ない人は、薬物療法や胃を小さくする手術などの外科療法を検討します。今年3月に新しい肥満治療薬「ウゴービ」が薬事承認されました。「GLP-1」というホルモンと似た構造でインスリンの分泌を促す作用があり、食欲を抑え、腸の働きを少なくする作用です。

ウゴービと同様の薬は、糖尿病の薬としてすでに国内でも販売されています。これらは急性膵炎など重い副作用が出る場合もあり、注意が必要です。

以上が肥満症の対策ですが、食事や運動で治療できるとは考えにくく、かといって薬物療法も何となく気持ちが悪い感じもあります。

結局「肥満症」が病気という認識ができていないのかもしれませんが、これからも肥満の人は増加していくような気がします。


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