新型コロナワクチン4回目接種には消極論

新型コロナの感染者数は国内で11万人、東京で1万5千人を超えています。

私はワクチンの3回目接種もしていますし、マスクや手指の消毒、手洗いなどの感染対策も続けていますが、たとえ感染しても風邪程度の症状で風邪薬を飲んで静かにしていれば治るだろうと、それほど心配していません。

このブログでもワクチンは2回接種すれば免疫が確立でき、それ以上の接種は意味が無いという意見を何度も述べていますが、既に高齢者の4回目接種が始まっています。

私は4回目接種はしないといっていましたが、かみさんが念のため接種したいといっていますので、4回目の接種券が来たら付き合いで受けることになるかもしれません。

政府の方針も60歳以上が対象でしたが、ここにきて年齢を問わず医療従事者や高齢者施設職員の約800万人を対象に拡大するようです。

今後60歳未満への全面拡大に踏み切るのか注目されますが、4回目で得られる感染予防効果は限定的とのデータもあり、政府内では消極論が多いようです。

私の感じでは新規感染者の3回目接種の有無を調べれば、ワクチンの多重接種の効果が簡単にわかると思うのですが、そういったデータは全く出てきていません。

単にPCR検査をするときに3回目の接種をしたかどうか聞くだけの簡単な調査ですが、これをやっていないのかあるいは故意に出していないのか不思議な感じがします。

イスラエル工科大学などのチームは、ファイザー製ワクチンの4回目接種に関する分析結果を発表しています。接種1か月後の感染リスクは、3回の場合と比べ半減していますが、2か月後には差がほぼなくなったと報告しています。

また厚生労働省も感染予防効果は短時間しか持続せず、基本的に重症化予防を目的に行うということを明らかにしていますので、対象拡大は慎重なようです。ワクチンのメカニズムや抗体価の維持時間を考えれば、妥当な判断といえるようです。

今回の第7波を考えると、今までと同じようなパターンになれば7月の3週か最後の週にはピークを迎えそうな気がします。それまでに最大の感染者になりそうですが、なぜ増加するのか、またピークを過ぎてなぜ減少するのかの明確な説明を聞いたことがありません。

いわゆる専門家は毎回同じようなことを言っていますが、多分彼らにも原因は全く分かっていないのでしょう。一定の期間で増減を繰り返すというのが、ウイルスがもともと持っている性質なのかもしれません。

新型コロナも今回の第7波では、重症者も少なくインフルエンザ並みといえるのかもしれません。政府も行動制限するような規制を行う気はなさそうですので、それほど気にする必要のないウイズコロナの時代に入ったといえそうです。