ごっとさんのブログ

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レジ袋有料を見直す動きが

2021-10-21 09:27:45 | その他
環境大臣が新しくなり、定着した感じがあるレジ袋の有料化を見直す動きが出ているようです。色々なニュースで取り上げられているようですが、多くは批判的な論調となっています。

私はレジ袋はゴミ袋として必須ですので、スーパーなどでは大体購入していますが、レジ袋有料の意義について考えてみます。

まずレジ袋が有料なのは、プラスチック問題を考えるきっかけとなっているというのが大勢なのかもしれません。現在ではプラスチックを減らそうというのが大きな目標になっているようですが、何故プラスチックが悪者になったのかがあまりはっきりしていないような気がします。

マイクロプラスチックによる海洋汚染が一つの理由のようですが、家庭から出るようなプラゴミが海洋汚染につながるとは考えにくいような気もします。

プラスチックは生分解性がないため、いつまでも自然の中に残ってしまいますが、これはごみ処理の問題であり正しい捨て方の徹底で解決できそうな気がします。

さてレジ袋ですが、日本国内のプラスチックごみのうちレジ袋が占めるのは2%といわれています。これほど少ないのにレジ袋だけに注目しても焼け石に水というような議論もあります。私はレジ袋が2%も占めているということに違和感(もっと少ないのでは)を持っています。

自宅の方では週に1回プラとペットの回収があり、家でもプラスチックは分別していますが、非常に大量に出てきます。これは当然で販売されているほとんどの商品が何重にもプラスチックで包装されているからです。

菓子類などは小さなものが個別に包装され、それが大きな袋に入っています。食品のほとんどがプラスチックのトレイに入っており、さらにそれが包装されています。

こういったことにより美味しく安全なものが手に入るようになっていますので、プラスチックを悪者にする理由はない気がします。こういった物を見るとレジ袋など2%も占めるほどにはなっていない感じがしています。

このレジ袋を減らすことは、プラスチック使用量を減らすためではないというのは誰しも認めることでしょう。またレジ袋有料が、プラスチック問題を提起する広告塔としての役割ももう浸透しているような気がします。

そういう点ではまた無料化への議論はしても良い気がしています。現在は色々なものが紙袋などの使用が増えているようですが、多くの点でプラスチックの利点があるため置き換わってきたという歴史があります。

何となくプラスチック削減が当然のような空気がありますが、何故削減しなければいけないのかをもっと明確にする必要を感じています。

およそ半年ぶりの囲碁会開催

2021-10-20 10:27:13 | 文化
先日およそ半年ぶりの麻雀の話を書きましたが、囲碁の会もほぼ半年ぶりに開催しました。

4月にやってから幹事のIさんとはメールでのやりとりはしていたのですが、このメンバーも私が一番若いという歳よりの会ですのでなかなか開催できませんでした。

当然全員7月までにはワクチン接種も終わったのですが、その後の感染拡大ではさすがにやることはできませんでした。9月に感染が減少してからやる案内が来たのですが、我々は全員に返信で皆に伝わるようにしています。

最年長のSさんの返事が微妙で、「この頃囲碁に対する熱意が無くなった」という内容で、参加するかどうかよくわからないような文面でした。

Sさんは近所の自治会の囲碁クラブに所属し、私よりも囲碁については活動されていると思っていましたが、その後日程決定のメールにも返信はありませんでした。まあ3人でもよいかということで出かけましたが、問題は碁会所がやっているかがやや心配でした。

10分前ぐらいに碁会所に行ったところ、ちょうどIさんとKさんの対局が始まったところでした。Sさんは来ないだろうと思っていましたが、Iさんは断りのメールが来ていないので来るだろうということでした。

この囲碁を観戦しながら碁会所のおばさんに聞いたところ、感染が拡大している時にもやっていたということでした。この碁会所は1日500円なのですが、月極め会員というのもあり常連さんが来ていたので休むことができなかったようです。

この日も40面ほどある盤が半分ほど埋まっていましたが、相変わらず年寄りばかりが占めていました。

IさんとKさんの対局は難しい攻め合いになり、上手のKさんがすばらしい手を打ちこの攻め合いには勝ったのですが、終わってみると僅差で黒のIさんが勝っていました。やはり3子局というと、序盤の優勢を逆転するのは難しいようでした。

次に私とKさんが対局しましたが、やはり3子局なので厚く打てば勝てるはずですが、中盤Kさんの誘いに乗ってしまい難しい碁になってしまいました。

結局大きな攻め合いになってしまいましたが、私は追い落としの筋があり勝った気でいましたが、うまくダメを詰められてしまい逆転で取られてしまいました。Iさんとの対局は僅差で敗けましたが、久しぶりの囲碁もなかなか楽しいものでした。

いつものようにファミレスに行って軽く飲もうとしましたが、なんと閉店していました。飲食店街を3人でぶらつきましたが、もう1件のなじみの店も閉店しており、やはりコロナの影響のひどさを感じました。

結局居酒屋風の店に入り、軽く飲みながらコロナの件や迫ってきた総選挙の話などで盛り上がり、楽しい時間を過ごすことができました。


第6波とインフルエンザの大流行はあるのか

2021-10-19 10:26:46 | 健康・医療
新型コロナウイルスの感染者は、ほぼ収束したといえるような状況になってきました。

メディアに登場する多くの専門家も、なぜ減少したのかを明確に説明できる人はおらず、単に6波に備える必要があるとしか言っていません。

ウイルス自体の問題という説もありますが、コピーミスなどの変異により感染力が落ちたということ考えられません。変異というものはあくまで偶然であり、全てのウイルスが一斉に変異を起こすなどありえないことです。

8月の急拡大の時期と9月になり減少し始めた時期では、飲食店や酒の提供状況は全く変わっておらず、人流もほとんど変化がありませんでした。私はこのブログで、季節的な要因ではないかと書きましたが、それもやや怪しい気もします。

拡大から減少に転じた時期の天候や気温、湿度など考えても、それほど急激な変化はなかったようです。それでもコロナは夏と冬に流行るという、季節要因をもとに専門家は第6波に備えるべきと言っているのかもしれません。

また多くの専門家が、今年の冬はインフルエンザが大流行する恐れがあるとしています。その理由として、昨年はインフルエンザの流行が無かったため、多くの人の免疫が落ちているためとしています。

厚生労働省によると今年の第39週(9月27日から10月3日)の全国のインフルエンザ患者数は5人と発表されています。これは昨年よりも2人少なく、一昨年より4538人も少なくなっています。

まだ流行期ではありませんが、この様に昨年と同程度ということは、今年もコロナの感染対策を行っている限り、大規模な流行はないと考えられるような気がします。

私の印象では若干流行したとしても、医療現場はやや混乱するかもしれませんが、PCR検査数も増加してコロナの実態把握には良いような気もしています。そこで本当にこの冬にコロナの第6波が来るのでしょうか。

ひとつにはコロナワクチンの接種率ですが、この冬前には集団免疫ができる70%を超えることは確実のような気がします。コロナに感染すると、大体2から3人に移してしまうといわれています。

つまり感染者が10人いると、30人程度に移してしまうのですが、この内20人以上がワクチンを接種していれば、新たな感染者は10人以下となり、感染は拡大しないということになります。

また抗体カクテル療法などもすでにあり、メルク社からの経口薬も今年中には認可されそうです。今まで新しい波が来るたびに感染者数は増加するというパターンでしたが、次の第6波は来たとしても低い波で済みそうな気がします。

基本的な感染対策は続けますが、飲食店などの営業はもはやコロナ前の通常に戻すべき時期ではないかと思っています。

終身雇用と日本人の働き方

2021-10-18 10:26:07 | 時事
働き方を変えなくてはいけない、例えば長時間労働などを是正すべしという話が出てからかなりの時間がたっています。

日本企業の特徴といわれてきた、終身雇用や年功序列型賃金は事実上崩壊したという意見もあります。私は引退してから7年がたち、現在の職場環境がどの程度変わってきたのか実感がないのですが、それほど大きく変わったとは思えません。

こういった問題を考える上では、現在のコロナ禍という状況は特殊な事情が重なっているため、あまり適していないのかもしれません。

コロナで大きく変わったものは、テレワーク、リモートワークの普及です。これが完全に定着するとは思えませんが、これで新たな働き方が出てきたのは確かです。

欧米と比べて解雇規制が厳しく、転職市場も未成熟な日本では、これまで「雇用を守る」ことが第一とされてきました。しかしこれも定年がリタイアでなくなり、複数社をかけ持つ兼業者もふえておりこの大前提が崩れているという説もあります。

昭和の半ば日本企業が戦後奇跡の発展を遂げたのは、「終身雇用」「年功序列」「企業内組合」という三種の神器のためであるとしていますが、これは確かだと思われます。

以後の半世紀以上雇用を守るのは経営の常識とされており、現代の会社モデルは昭和の高度成長期に出来上がったものと言えます。ただし実態としては終身雇用を維持できていたのは、深刻な経営不振に陥ることのなかった一部の大企業だけかもしれません。

それでも雇用を守る経営は広く支持され、中小企業においても家族経営を標榜し、雇用を守ることに強い責任感を持つ経営者は少なくないようです。

最近サントリーの社長が「45歳定年制度」を主張して物議をかもしていますが、そろそろ雇用を守る経営の是非を考える時期に来ているのかもしれません。

現代では被雇用者の4割が非正規雇用となっています。経営が雇用を守るというときは主な対象は正社員であり、非正規雇用の人たちは調整弁とされてきました。今回のコロナでも真っ先に契約を打ち切られ苦境に立たされているのはこうした弱い立場の人たちです。

このあたりは昭和のころは専業主婦世帯が一般的であり、妻が働くとしても夫の扶養控除範囲内の非正規雇用を選ぶことが多かった延長のようになっているのかもしれません。

また日本では長らく賃上げより雇用が重視されてきたため、賃金の伸びが少なく現在の年収レベルは先進色の中では下位に陥っているという統計もあります。正社員の中でも管理職登用競争に負けた、いわゆる働かないオジサンが急増しているという話もあります。

こういったことから終身雇用が働き方を貧しくしているということになるのですが、ではどう改革すべきかは私には想像もつかない問題のような気がします。

頭痛を和らげることもあるカフェインのはなし

2021-10-17 10:15:06 | 
私はコーヒーが好きで、1日1杯以上飲んでいます。

ただ豆を挽いて入れるほどではなく、市販のドリップ式の粉にお湯を注いで飲むことが多く、その他缶コーヒーという別な飲物も週に数本飲んでいます。

スーパーなどで大量に売られているペットボトルや紙パック入りのコーヒーを飲むこともありますが、やはり味はいまいちのような気がします。このコーヒーに含まれているカフェインと頭痛との関連の話です。

一般にカフェインには脳の血流を減らして、頭痛を和らげる効果があるとされています。カフェインはコーヒー以外にもスポーツドリンク、お茶、チョコレートなどに含まれていますので、北米では成人の80〜90%がカフェインを定期的に摂取しているといわれています。

日本でも非常に多種のコーヒーやチョコレートが売られていますので、カフェイン摂取量はかなり多いのではないかと思っています。

頭痛(厳密には片頭痛)で感じる痛みは一般的に脳の周りの血管が拡張し、脳への血流が増えることで起きます。この血流の変化が脳内で多くの複雑なメカニズムを作動させ、頭痛を招くことがあるようです。

カフェインはこうした血管を「収縮させる」性質があることで知られています。つまりカフェインは血管を収縮させ血流を減らすことで、片頭痛の痛みを和らげる助けになるということになるようです。

例えば2009年の研究では、カフェインが脳血流を平均で27%減らすと報告されています。また鎮痛剤の効果を向上させることで、頭痛を和らげる助けにもなります。

薬の有効成分の吸収を助けることから、カフェインは「エキセドリン」や「アナシン」といった頭痛薬の主成分となっています。2017年の報告では、過去40年間の片頭痛もしくは緊張型頭痛に苦しんでいる患者の臨床試験の結果を研究しています。

その結果カフェインを含んだ市販の鎮痛薬のほうが早くよく効くことを突きとめています。ただ頭痛とカフェインの関係はそれほど簡単ではなく、2016年の研究では片頭痛患者がカフェインを飲むのをやめた後、「トリプタン」という薬の効果が上がったと報告されています。

現在のところ毎日頭痛に苦しんでいる患者はカフェインをやめた方がよく、たまに頭痛になるような場合はカフェインの効果があるようです。

私は頭痛持ちではありませんので、単においしく落ち着くような気がしてコーヒーを飲んでいますが、カフェインは生理活性物質ですので、良い効果も悪い効果もあるのかもしれません。

私の場合は、飲みすぎたりすると胃が痛くなる気がしますので、それなりに気を付けて嗜んでいます。