喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

オレンジデー 恋人の聖地:双海シーサイド

2010-04-13 | ブログ
 オレンジデーって知っていますか?

 1/14、いい予感の日(いよかんの日)
 2/14、バレンタインデー
 3/14、ホワイトデー
 4/14、オレンジデー

 JA愛媛や農家さんが、オレンジをPRするためにおこしたものです。
また欧米においてオレンジは、幸せの果物、恋人同士が贈りあうものとして考えられているところもあるそうです。

 そこで、愛媛のまちづくりトップリーダーである双海町が、オレンジと夕日を同時にミックスさせてPRしようと考え、昨年からこのイベントを実施しています。

 私がいつも頼りにさせてもらっている役場の松本さんから、
「喜久家プロジェクトも参加しませんか。」
とお誘いがあり、喜んで参加させてもらいました。
 実家の浅野農園と木野本さんで、清見タンゴールやサンフルーツ・ニューサマーオレンジ
の袋売り、ジュース販売、搾りたてジュース体験などをしました。
長生さん・大内さん・浜永さん・藤井君・喜久家のエレナ・大学生の久保さん・そして大藤君の協力を得て。

 天候がしだいに悪くなっていきましたが、PRのおかげかけっこう大勢の人でにぎわっていました。
自分で搾った清見ジュースが人気でした。
やはりちがいますね。たとえ同じ味でも、自分が作った料理がおいしいと感じるようなものです。
 いたれりつくせりで、差し出される料理や飲み物は便利でいいのですが、
他にはない別な何かを求めている人は多いようです。
それは、すてきなストーリー(物語)であったり、
今回のような自分の手によるものでしょう。

 おもしろいことに、販売することが大きな目的であったのに、
みなさん仲間同士で共に活動することが、とっても楽しかったようです。
写真を見ればその様子がよく伝わってきます。
 少々天気が悪くても、きれいな海を見ながら、みんなで笑いながら活動すること。
これって、本当いい気持ち。
おおばんぶるまいで、その搾りたてジュースを会場の出店者やお客さんに無料サービスしたところ、とっても喜んでいただきました。
もうけはなくても、たくさんの喜びをいただき、心は満たされました。
1年間、愛情をこめてつくったみかんを、おいしくいただいてくれる人を
間近に感じられるということは、それほどうれしいものなのです。

 私たちのテント横では、同じく農家さんが、
「朝はフルーツで健康に!」
ということで、そのすばらしさをPRされていました。
「農家は、おいしいみかんはつくる。
でも、それをおいしくいただき、いかに健康に良いか感じられている人は少ない。
農家自らが、生産者であり、消費者であり、実践者であり、宣伝者でありたい。」
というその考えには、心から共感しました。

 私は、こんなさまざまな喜びを手にしました。
まさにオレンジは、幸せをもたらしてくれたのです。

 話はこれで終わらず、この後さらにすばらしいできごとが私たちを待っていたのです。
                           
                   岬人(はなんちゅう)



オレンジデー イン 双海

2010-04-12 | ブログ
 11日、日曜日に双海町でオレンジデーイベントがありました。

 役場の松本さんからお誘いを受けていましたので、喜久家プロジェクトも参加させていただきました。
これは、本当すばらしかったです。

 帰りには、あのエコ改修で有名な愛媛県最古の木造校舎「翠小学校」を見学しました。
そして、その後も地元有志で活動しているピザ焼き体験工房にもおじゃまし、
実になかみの充実した1日になりました。

 くわしくは、明日報告したいと思います。
本当、すごかったです。

                              岬人


感謝するから幸せ ☆

2010-04-12 | ブログ
 田村菓子補の三代目から「倉田先生の贈る言葉」に対して、考え深いコメントをいただきました。紹介します。


『本当に社会人になってつくづく守られていたなあと感じました。
これは納得の言葉です。

 学生の時は自分がいかに親に学校にまもられていたのかわからなかったのですが、
大学に進学し社会人となり、自由ということは責任と義務はつきものであると感じました。守られてたな~としみじみ思います。
今はすべて自己責任、だから後悔しない生き方、自分で考え決断する、行動する。
誰かのせいにしない、責任転嫁しない。自分が源と思っています。

「基本的生活習慣、社会性、道徳心は、何よりも優先して身につけさせなければならない。」という考えについて、
勉強やスポーツという表面的なものも大切ですが、やはり内面をみがくことが大切と思います。
道徳心は本当に大切です。
私自身も基本的生活習慣、社会性、道徳心を心がけて身につけなければと思わされました。


「幸せだから感謝するのではなく、感謝しているから幸せなのである。」という考えについて、
 名言ですね。うまくいってないときは感謝が足りないと感じます。
自己中心的になっていると。
いろんな人の助けがあって、自分がいろんなことができている。
人に環境に改めて感謝しよう。確かに感謝の気持ちでいっぱいの時、本当に幸せです。
この幸せは物では満たされないものだと思います。
幸せをつくるも不幸をつくるも自分しだい。
人を変えるなんてのは大きなおごりで、自分が変わることで人も変わり、またいい影響を与えてくれる。
最近、つくづくそう感じます。いいお話をありがとうございました。』


 三代目のすばらしいところは、人の考えを素直に受け入れようとする柔軟な気持ちと、
常に自分におきかえて考えをまとめ、次への道しるべにしているところだと思います。

                        岬人


倉田茂先生(八幡浜高等学校)の贈る言葉 つづき

2010-04-10 | ブログ
 「枠の中で光り、枠の中で輝け☆」のつづきです。

 『一人は寂しい、本当の仲間作りは苦しい。
苦しさは我慢できるが、寂しさは我慢できない。
人生の中で苦しいこと、楽しいことは多い方がよいが、悔しいこと、悲しいこと、寂しいこと、空(むな)しいことは、できるだけ少ない方がよい。

 枠の中にいるときは、枠の外に出たがり、枠から出なければならない時に、不安で出られない者が多い。
枠の中で自分を生かせ、仲間を作れ、思い出と感動をいっぱい残せ…そして感謝せよ。

 努力しないと感謝できない。
感謝しないと努力できない。
みんなに「ありがとう」と言える努力ができ、感謝できる多くの人が周りにいることが幸せなのである。
 幸せだから感謝するのではなく、
感謝しているから幸せなのである。

 努力には夢があり、感謝には幸せがついてくる。

 よい家庭でよい子は育つが、強い子は外でしか育たない。
 野鳥はある期間以上は、小鳥を巣におかない。
カワセミの親は、子をいよいよ巣立ちさせる2日前からピタリと餌づけをやめてしまう。
小鳥たちは、自ら餌を探さなければならないことを知る。
そして意を決して飛び立っていく。
その小鳥たちの姿を、親鳥は遠くからじっと見守っている。

 期待と優しさをもって…。』


 いかがですか?
部活動において、よい結果を残せた方がいいにこしたことはありません。
でも勝ち負けだけにこだわるがあまりに、中学校部活動で大切なことを忘れてはならないと思っています。
 
 三崎中学校の子どもたちは、人生において大切なことを一つずつ身につけています。
 そしてその一つ一つが、テニスプレーを成長させていくと、
私は(私たちは)、信じています。
 
                    岬人(はなんちゅう)

 

倉田茂先生(八幡浜高等学校)の贈る言葉 1

2010-04-10 | ブログ
 私が尊敬する八幡浜高等学校陸上部の倉田先生が、この春の陸上部卒業生に贈った言葉を紹介します。

 
「枠の中で光り、枠の外で輝け☆」
 
 人は人と共に生きて人である。
 家庭・学校は、子どもを枠の中に入れて、枠の中での生活やルールを習得させる場所である。
しかし、いつまでも枠の中で生活せよというのではなく、枠から外に出るため、
枠の外での生活をスムーズにする能力を向上させるために枠の中で生活するのである。
枠の中の環境で最低限必要なことは「安心」と「愛情」である。
安心は、安らぎと安全であり、愛情は存在の承認である。
安心がなければ不安であり、愛情がなければ不満である。

 枠の中の生活で大切なことは「優しさ」と「約束」である。
優しさが他人への思いやりであり、約束がルールの厳守である。
「枠の中の生活が厳しい」、「ルールがわずらわしい」と逃げだそうとするが、
よい習慣は強制的、威圧的であっても身につけなければならない。
 「躾(しつけ)は、お躾(しつけ)である」
 「よい習慣は、能力に優る」
 「よい性格は、才能を超える」
「強くなろう!」という部員同士の「約束」が部活動を充実させるのである。

 ルールは守るのではなく、ルールが自分を守ってくれる。
交通道徳や交通ルールが道路上での我々を守ってくれているのである。
またルールが人生を楽しくさせてくれる。
スポーツルールがスポーツを楽しくさせるように、社会のルールが人生を楽しくさせてくれるのである。

 基本的生活習慣、社会性、道徳心は、何よりも優先して身につけさせなければならない。
 

南レク杯ソフトテニス大会をふりかえって☆

2010-04-10 | ブログ
 多くの方に気にかけていただき、応援していただいている三崎中学校ソフトテニス部です。

 Aクラス(3年生)女子参加84ペア。三崎中から3ペア参加。
 Bクラス(2年生)女子参加58ペア。三崎中から2ペア参加。

 全ペアが、1回戦突破。
船山・西谷ペアと井上・梶原ペアが2回戦まで突破。
 今回のねらいは、「自分はできる!、という強い気持ちで2人のテニスをする」ということでした。
ミスして落ちこまず、攻められて投げ出さず、最後まで笑顔で、声かけあって自分たちのテニスをすること。
どんなときもしっかりと自分の力で立ち続ける強さをめざしています。

 昨年をふり返ってみても、この時期の大会で思ったような結果が出せず、帰ることが多かったです。
それでも、くやしさをバネに、自分たちができることを1つ1つ積み上げていくしかありませんでした。
子どもたちは、しんどかったと思います。がんばっても、がんばっても目に見えるような結果がなかなかついてこず。
 でも最後の八西総体では、地味なテニスで優勝を手にしたのです。

 今年の子どもたちも似ているところがあります。
進歩したことは、昨年以上に自分たちのできたこと、できなかったことをしっかりと受けとめ、目が輝いているということです。
 本当に、すばらしいと思います。

 日本一細長い佐田岬の田舎の少女たちは、ソフトテニスをとおして、少しずつ少しずつ
生きる強さを身につけています。

                  岬人

 

木が教えてくれること

2010-04-10 | ブログ
 「木が教えてくれること」ということで、またすてきなコメントをいただきましたので
紹介します。

 
 ありすさんより。
 「何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ!」
これは、マラソン選手、高橋尚子選手の言葉ですか??
 全くその通りですよね!!
この意味は、冬に葉を落とす木のように上が育たないときには、下の部分が育っているということでしょう。
 大切なのは、先っぽについている葉っぱの部分ではなく、
土の中に埋まって一番強いエネルギー源の根です。
私と岬人さんの考え方は、共通なところが多いですよねっ!!
明日の大会がんばってくださいねっ!!
宮本さん・塩崎さんのペアの調子はどうですか?
天候に恵まれるといいですねっ!!

 おかけやさんより。
「木が教えてくれること」 
 何の木だったか忘れましたが、
「○○の木は、空に伸びる高さと同じ分の深さ、
枝を広げる分だけの広さ、
土の中に根っこを伸ばしている」
というお話を聞いたことがあります。

 何か物事が進んでいくとき、自分が前に表に出ているとき、
ふと「足元は確かか?」「中身がともなっているか?」
と振り返ることがあります。
 木は、「INVISIBLE」の大切さを
教えてくれますね。

 本当、すばらしいお二人のコメントです。
多くの経験・お考えをお持ちのみなさんが、こうしてコメントしていただくことで、
内容が木の根のように、より深く、より広くなっていきます。
 ありがとうございます。

 佐田岬の三崎に「あこう樹」という天然記念物の巨樹があります。
ぜひ見に来てみてください。

 あこう樹のお話は、またのときに。

                         岬人

原子力発電所のまち

2010-04-09 | ブログ
 四国で唯一の原子力発電所をかかえるまち、伊方町。
原発を建てて約40年。

 先日、愛媛新聞にそんな記事が載っていました。
原発を建てたことで、長年にわたり税収、交付金、雇用などで恩恵を受けてきました。
しかし、人口減少や高齢化は進み、農漁業も苦しい状況。

 『伊方原発関連の町収入は、1995年度に57億円でピーク。
それ以来下がり続け、2009年度には半分の29億円。
2010年度からは、プルサーマル発電受け入れで、今後5年間で26億7000万円の配分。

 今年2月末現在の伊方町人口は、1万1765人。
2005年の3町合併から5年間で10%をこす1300人が減った。
2000年と2005年の人口減少率は、愛媛県内でトップ。

 今から5年後(平成27年度)のふるさとの児童・生徒数の予想では、
二名津小学校、13人。
三崎小学校、39人。
佐田岬小学校、18人。
そして、3小学校を合わせた三崎中学校は、68人。(現在、81人)
平成30年には、三崎中学校は37人と予想されている。

 町内の農地については、
2008年段階で、約25%にあたる605ヘクタールが作り手のいない耕作放棄地。
 この荒れた畑をイノシシが寝ぐらにし、人里に出てきている。

 減り続ける原発マネーと経済効果。苦しい地場産業。』


 たいへんな状況だということがわかると思います。
しかし、なげいていても出るのは、ため息ばかり。
お金も人も出てきません。
 では、地域に住む私たちは、何を考え・どう行動していったらいいのでしょうか?

 それは、まちがいなく誰かにたよるとか、何かにたよるという道ではないと思います。
私たち一人一人ができることをしていく、という自立心が必要です。
一人一人が自立心をもった上で、つながりをつくっていく。
まさに「地域力」がためされています。

 「喜久家プロジェクト」は、こうしてスタートすることになったのです。
ふるさとあっての自分ですから。

                        岬人(はなんちゅう)


木から学ぶ ☆

2010-04-09 | ブログ
 部活動指導をしていて想うことがあります。

 明日は、南レク杯ソフトテニス大会があり、通信を出しました。
次のようなことを書きました。


 『「強くなる」ということ。

「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ!」
そんな想いで、この冬場をがんばってきた。
そして今も、家での自主練習を続けている者もいる。

 すばらしい花は、すばらしい実を結ばせる。
すばらしい花は、すばらしい葉っぱがあるからこそ。
そして、そのすばらしい葉っぱができるのは、
目に見えない土の中で、すばらしい根があるからなのだ。
そこを絶対に忘れてはいけない。

 すばらしい根を張るために、
あたりまえのことを、例外なくあたりまえにやりきる。
あたりまえのことを、よりよく進化させていこうとする心が大切なのだ。

 強くなるということは、とびっきりのことをやっていくことではなく、
あたりまえからの1枚1枚の積み重ねなのだ。』

 
 最近、いろいろな面で、つくずくこう想うのです。
目に見えないところの大切さ。
地道な努力を積み重ねる大切さ。

                             岬人(はなんちゅう)

チャレンジド★

2010-04-08 | ブログ
 NHKで「チェレンジド」という感動のドラマがありました。
観られましたか?

 全盲となった教師が復職への困難をのりこえ、生徒たちや同僚の教師たちとのふれあいの中で成長していく、愛と感動のヒューマンドラマ。
 
 教職への夢をあきらめず、苦難をのりこえて教壇に復帰し、
もちまえのひたむきな姿勢とたゆみない努力で、
生徒たちに人を愛することの大切さを教えていく主人公と、
生徒たちとの心の交流を通して現代の教育のあり方や意義を問いかけるドラマでした。

 この「チャレンジド」の意味について。
 challenged(チャレンジド)というのは、「障害がある人」を表す新しい米語
「the challenged)」からきています。
神から、チャレンジ(挑戦)という使命や課題、
挑戦するチャンスや資格を与えられた人のことです。
 
 障害をマイナスとのみとらえるのでなく、
障害があるゆえに体験する様々なできごとを自分自身のため、
あるいは社会のため前向きに生かしていこう、
という想いをこめ、しだいに多く使われるようになっています。

 私も5年前、国立大洲青年の家(現在、国立大洲青少年交流の家)に勤務したとき、
担当した企画授業が、「チャレンジド・カヌー」。
 障害がある人とない人が、共にカヌーをとおして交流をしていこうというもので、
愛媛県内からとても多くの参加者がありました。

 みなさんのあの喜びいっぱいの笑顔が今も忘れられません。

 そして私は、その時以来
大洲市長浜町にある「まことやのパン」の店主、車いすのパン職人「次家誠さん」と
強い絆(きずな)で結ばれていくのです。
 
 このお話は、いつかまた。

                            岬人(はなんちゅう)

障害って?

2010-04-08 | ブログ
 映画「レインマン」に対して、すばらしいコメントがありましたので紹介します。

 私の大好きな、「パックン」と「おかけや」さんからのものです。

 パックンより。
『「障害は個性!」
 自閉症…私が係わっているボランティアでは障害児と健常児の合同キャンプをしてますが、本当にいろんな個性あふれる子どもたちでいっぱいです。
(本当にキャンプに参加してくれる保護者の方や子どもたちには感謝でいっぱいです)

 障害っていうと、少しとっつきがたい印象もあるかもしれません。
が、いざかかわってみると、私と何ら変わりのない、一生懸命に生きている自分と同じでした。

 世の中には約1%の人がなんらかの障害を持って生まれてくるそうです。
私自身はその1%にはなりませんでしたが、代わりに障害を背負ってくれた人たちがいることを常に忘れないようにしたいなって思います。

 みんな、本当に素敵な子どもたちです。
ぜひ個性あふれる子どもたちと一緒に素敵な1年を過ごしてくださいね。』

 パックンの活動は、「あいあいキャンプ」で検索してご覧ください。
 

 次にパックンの実践から得た考えを、ずばり端的にまとめたのが、「おかけや」さん。

『レインマン、大好きな映画です。
「『障害の有無』って、いったい何なのだろう」と考えたり、
「一緒にいることの大切さ」について気付いたり、
たくさん感じることの多かった映画でした。

 私が今取り組んでいるプロジェクトは、
私の大切な弟ともいうべき「レインマン」の存在は大きくかかわっています。
 私と彼は、同じ。
 私と彼は、違う。
「同じ」ことは、共に過ごすことが気付かせてくれます
「違う」ことは、お互いの存在の尊重につながります。

 たくさんの「おなじ」とたくさんの「ちがい」に気付ける日々にしたいですね。』

 
 このお二人は、机上の空論で言っているのではなく、
実践者なので、心にせまるものがあります。

 さて、あらたなコメントでつながりが広がっていきそうな予感。

                           岬人(はなんちゅう)
 

映画「レインマン」

2010-04-07 | ブログ
 映画「レインマン」を観たことはありますか?

 1988年のアメリカ映画(アカデミー賞受賞)で、ダスティン・ホフマンが自閉症の男性を演じました。
この映画により、「自閉症」の理解が広がったと言われています。

 さて、今年度私は、特別支援学級を担当します。
特別支援教育は、近年の学校教育の大きな変革の1つです。
したがって、アンテナをかなり感度よく・高くかかげています。

 4月2日は、国連が定めた「世界自閉症啓発デー」。
自閉症の国際支援団体「オーティズム・スピークス」により、初代啓発大使に任命されたのが、ジョン・レノンの妻
「オノ・ヨーコ」さん(77)です。
「アートには世界を1つにする力がある。アートの力で広く関心をよびおこしたい。」
と。 
壁画を制作し、インターネット競売にかけ、売上金6万ドル以上を寄付したようです。

 自閉症について。
 先天的(生まれつき)な脳の機能障害で、発達障害の1つ。
全世界で6000万人以上がいるといわれ、増えているようです。
日本では、1000人に1~2人、全国で36万人以上。
知的能力が高いアスペルガー症候群(高機能自閉症)も含めると120万人以上。

 自閉症の人には、コミュニケーションが苦手、同じ行動をくり返すなどの特徴があります。
社会生活をするうえで、まわりの理解や支援が必要です。
知的障害・言語障害をともなう場合が多い。
「内気な性格の問題」などの誤解も多いようです。
 映画「レインマン」により自閉症に対する理解が広まりました。

 ちなみに、映画レインマンで、自閉症の兄(ダスティン・ホフマン)の弟役をしたのは、
トム・クルーズ。
トム・クルーズといえば、「トップガン」「ラストサムライ」などでも有名です。
 そのトム・クルーズは、発達障害を公表(カミング・アウト)して活動していた
数少ない有名人のひとりです。
 彼の障害は、「LD(学習障害)」。
知能的には問題がないにもかかわらず、字が読めなかったり、九九が覚えられなかったり、
まっすぐ字を書くことができないなどの困難があります。

 彼は、子どもの頃から、この障害のためにさまざまな苦労をしてきたようです。
映画俳優として活躍するようになってからも、台本が覚えられないなどの困難があり、
録音しながら覚えるといったセルフ・サポートを行って、障害を克服してきたようです。

 アメリカなどでは、
「障害は、個性!」といった考えとして、理解が進んでいるようです。

 再び、映画「レインマン」を観てみたくなりました。

                          岬人


花のある学校

2010-04-07 | ブログ
 四国最西端の伊方町立三崎中学校には、たくさんの花が生けられています。

 花のある学校・職場は、潤いがあります。
 花は、なくても困るというものではないですが、
あると気分が全くちがいます。
 めんどくさい・お金がかかるなどという理由で、そういったものがけずられている世の中。大切にしていきたいものです。

 この花を生けていただいているのは、女性の教職員のみなさん。
特に用務員の竹本さん(高校時代の同級生)には、ずいぶんと心くばりをしていただいています。
今日も校庭に育てている花園から一輪ざしの花をつんで、校内20カ所以上に生けていただきました。
 写真は、雑談や読書など自由にくつろげるホールの風景。
ここだけで花びんが4つもあります。
 三崎中学校には、1年中花が絶えることはありません。
 
 ちなみに後方に円形のすてきな本棚が設置されていますが、
これは、地域の山下医院さんから本と一緒に寄贈されたものです。
 
 花のある生活。
本当にいいものです。

 さあ、明日はいよいよ入学式・始業式。
新しい1年の始まりです。

                        岬人

 

言葉のキャッチボール

2010-04-07 | ブログ
 毎日、たくさんの方が喜久家プロジェクトのブログを見ていただいています。
先週は、983人の訪問者があり、
2697軒の閲覧がありました。
 ありがたいことです。
実家の平礒の人口が45人であることを考えると。
このブログは、ふるさと平礒を出ている方にも見てもらい、ふるさとをなつかしんでもらいたいとも思っています。

 ブログに対して、たくさんの書きこみもあり、言葉のキャッチボールをさせてもらっています。
その中から、「ありす」さんの書きこみを紹介します。


『○ 三崎中学校ソフトテニス部の活躍が耳に入ってくるのがとても楽しみです!
  ぜひ、ベストなペアで臨んでいい結果が得られることを期待しています!!
 
 ○ こちらが元気をもらっています!!
  それは凄い試みですねっ!!
  生徒たちは、絶対に成長することでしょう!!
  Yes,we can!!

 ○ 子供たちは、大人と比べてとてもいいものをもっていますね。
  それは、
  地域への優しさ。
  老人への優しさ。
  感謝の気持ち。
  考える力。
  自立しようとする強い気持ち。
   ほかにもたくさんのいいことがあることでしょう。
  そこをきちんと理解できる人になることを私は目指します!! 』

 
 日頃から「子育ては、親修行!」
と思っていますので、ありすさんの子どもたちへそそがれる温かいまなざし、
ご自身の心がけ、に共感するところが多くあります。

 みなさんからの体験談、お考えなど、
ぜひお寄せください。
私からの一方通行ではなく、キャッチボールをしていただけると、
みなさんと共につくりあげる、すばらしいブログになるでしょう。
 
 これは、地域づくりにおいても、とっても大切なエッセンスです。

                      岬人(はなんちゅう)

                           

田村菓子舗 三代目日記より

2010-04-06 | ブログ
 三代目と聞いたら、何かビビリそうですが、
とてもやさしく、熱い人が「田村菓子舗の三代目ことよっくん」

 最近、話がよくあい、さまざまな情報交換もしています。
今日、よっくんの三代目日記というブログに寄ってみたら、
新作「浅野さんちのデコポンろーる」について次のようなことが書かれていました。

 
 『八幡浜市で媛っこ地鶏を育てている三瀬商店さんのブログでも紹介頂きました。
http://mise.i-yoblog.com/e280340.html

 三瀬さんとは、八幡浜青年会議所でもご一緒させていただいています。
子供に喜んでいただけるのは、さらなる喜びです。
満面の笑顔と「浅野さんちのデコポンろーる」の写真がありました。

 今日も八幡浜へ3本、明日は明神の方で松山へ出られてる方から3本ご注文をいただきました。

 八幡浜のお客様
「宣伝しとくけんパンフレットちょうだい。
わし、昔はミシンの販売で半島まわりよったんよ。
うちの兄貴は二名津小で先生しよったんで。」
とご縁の深いお言葉をいただきました。

 先日の大洲のお客様なんか「応援しよるけん、がんばれよ」とご購入いただきました。
人って温かいですね。
何人もこのような方がいらっしゃいました。
期待にそえるよう、これからも佐田岬まるごとをお菓子に変えて情報発信、地域の活力の源となるように励みます。

 そうそう、土曜日にあるメンバーのお花見におじゃましたのですが、
三崎中の一年生の生徒がいて、昨年の春にアグリトピアで町内の新一年生が大集合してたときに、30分生徒たちに何か話してくれと頼まれまして、
「イチローと石川遼選手の幼少期からの目標設定の話」
「勇気をもって自分の意見をいうことと、意見を言った相手を尊重する」
という内容で話しをさせていただきました。
反省点も多かったのですが、おぼえてくれてた子がいたようでうれしかったです。
どううけとめたのか聞けなかったのが残念ですが・・・。
話しをしたというより、自分の課題を自分に言い聞かせたようなものでしたが(笑)

 明日もがんばって「浅野さんちのデコポンろーる」巻きます。
仕込んだデコポンの在庫もあとわずかとなりました。

 ありがとうございます。』

 
 どうですか、この生き生きとした気持ち。
お菓子もパンも生きているようです。
「食育」とは、こんな気持ちがつまっていることを言うのでしょうね。

 田村菓子舗の場所は、
なかなかわかりづらいですよ。
でもそれが楽しいのです。
二名津の迷路のようになった路地を、お菓子やパンの甘い匂いにつられて歩いてください。
そんな宝探しのような楽しみがあります。

 もし、道に迷ったら誰にでもいいので聞いてください。
きっと、さらにすてきなお話が聞けるかもしれません。

                           岬人