kimitsuku独り言

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兼高かおる 世界の旅

2010年12月13日 | 日記
 
             
 庶民にとって、海外旅行が夢だった1959年から30年以上にわたり
世界の国々を紹介してくれたTV番組、『兼高かおる 世界の旅』。
第1回の放送が始まったのは、今から51年前の1959年12月13日。
中断した時期もあったが、通算30年10ヶ月も続いた長寿番組だった。
訪れた国は160ヶ国に及び、飛び回った距離は地球180周だそう
いつ頃からか、私も毎週日曜日の午前この番組を楽しみに見ていた。
1970年代の世界情勢や各国の気候風土・歴史・文化・人々の暮らし、
全てが珍しく興味を惹かれた。流暢な言葉を駆使し、ヨーロッパの
古都からアフリカ未開の地まで、世界の今を伝える紀行番組だった。
兼高さんのバイタリティに溢れた生き方も魅力的で、これからの時代、
女性もあんな風に自由に活動的に生きられたら…と、憧れの対象だった。

     

 その兼高さんが、今月5~6日の『NHKラジオ深夜便』に出演し、最近の
若者は海外へ出ようとしないと懸念していた。『百聞は一見にしかず』…、
世界の中の日本を認識するためにも、若い人には旅が必要と…。
若い…とは言い難いが、私も海外旅から学んだことは多い。
世界中には多種多様な国があり、文化があり、人種がいて、それぞれの
価値観を大切に、日々の暮らしを営んでいることを知っただけでも収穫。
 特にイスラム圏の国々は面白かった。コーランの教えが今も生きており
社会の隅々にまで浸透していた。日々の生活に規律やマナーが守られ
古き良き日本を思い起こす旅だった。またこの夏に訪れたクロアチアは
複雑なバルカン半島の歴史を学ぶ機会となった。
 見聞を拡げるための若者旅と違って、ただのお気楽おばさん旅ながら
これからも興味の趣くまま、世界のあちこちを彷徨い歩くことにしましょう。
コメント (2)
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