『今日は何の日』を見ていて、2月15日はナット・K・コールの命日と知った。
1930~65年代に活躍したアメリカのジャズピアニストであり、ハスキーボイスが
魅力的な歌手だった。遠い記憶を辿ってみると、初めてナッキンコール(愛称)の
歌を知ったのは中1の頃、「ツー・ヤング」と言う曲だった。
何故しっかり覚えているかって、英語の授業で先生に「Too Young」の意味を
尋ねたから…。先生の答は、それだけでは分からないが、Too Young To 何々
…と使い、何々するには若過ぎるの意味と教えられた。
ピンときたkimitsuku、何々はLoveに違いない、恋をするには若過ぎる…ってね。
あの当時の中学1年生としては、かなりオマセでしたねぇ。
思い起こせば、あの頃は映画や音楽や書物から多くのことを学んでいた。
映画は叔父が映画館に勤めていたので、いつもフリーパス。アメリカやフランスの
恋愛映画も見たい放題。音楽はラジオL盤アワーを愛聴し、書物は手当たり次第
乱読で、親の目を盗んではアブナイ雑誌も読んでいた。
ナッキンコールは、「ツー・ヤング」の他にも「モナリザ」「キサス・キサス・キサス」
「スターダスト」「スマイル」など、親しみやすい曲がヒットしていた。
1965年2月15日、ナッキンコールは45歳で亡くなったが、時折り今でも深夜の
ラジオ放送などで、あの温かく艶っぽい歌声を聴かせている。