kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

ニュースの裏側

2011年02月17日 | 日記
      
 チュニジアから火がついた中東の反政府運動。エジプトでも30年間
政権を握っていたムバラク大統領が辞任して、現在はイラン・リビアに
飛び火したよう。民主化を求める国民運動がアラブ世界を変えようと
している。昨夜のNHKラジオ深夜便:ワールドネットワークは、エジプト
カイロ在住の中野真由美さん。18日間の『エジプト革命』の裏側を報告
していた。TV報道されたタウリール広場の激しいデモは、最初の3日間
そして駱駝に乗った大統領支持派が睨み合った2日間だけで、あとは
平穏な様子だったとのこと。中野さんも広場で友人とデモに参加したが、
身の危険は感じなかったと言う。面白かったのはプラカードに書かれた
エジプト人らしい、ユーモラスなスローガンやシュプレヒコール。
一例として挙げていた「空軍出身のムバラクよ、飛行機の準備は出来た。
今すぐ操縦桿を握って出発しなさい。さようなら」。
「エジプトは今、産みの苦しみを味わっている。もう間もなく新しい命が
誕生するだろう。子供の名前は、“希望”と決まっている」。
女性たちは唇と舌を震わせて歓びを表現し、リズミカルなアラビア語で
シュプレヒコールを叫び続けていた。広場に集まった人々は整然として
おり清掃もきちんと行なわれ、多分TVでは激しい場面ばかり報道され
ただろうが、実はちょっと違っていたのだとのレポートだった。
 確かに報道する側は、どうしてもセンセーショナルな映像を欲しがるし
甚だしい場合には、最初からシナリオめいたものが存在していたりする。
最近のNHKTVでも参加者から苦情が出ているし、以前に私も新聞社の
取材を受けた際、返答を誘導される雰囲気を感じたりした経験がある。
 一方的な報道に惑わされず、ニュースの裏側にも注意を払わなくちゃ…、
中野さんのエジプトレポートから、そんなことを考えさせられた。
八百長は相撲界ばかりじゃ無いってこと…、ご用心ご用心。


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天使の囁き…ダイヤモンドダスト

2011年02月17日 | 日記
      
 1978年の今日、北海道の幌加内町母子里(ほろかない・もしり)で、氷点下
41,2℃の最低気温が記録された。しかし気象庁の公式記録から外れた為、
惜しんだ町内の若者たちを中心に、この日を記念し『天使の囁きを聴く日』と
決めたそう。『天使の囁き』とは、ダイヤモンドダストのこと。
 -10℃以下の厳寒の朝などに、札幌でも観ることがあるダイヤモンドダスト。
空気中の水蒸気が小さな氷の結晶となって舞い落ちるさまは、寒さも忘れて
思わず魅入ってしまう北国の風情詩。誰が名付けたか知らないが、キラキラと
輝く細氷は、まさしくダイヤモンドダスト  名付けた人は余程の詩人でしょう。
                       
 kimitsukuいつも感心するのは、外国映画の邦題に優れたタイトルが多いこと。
だいたい原題は面白味の無いものが多いが、『哀愁』だの『追想』だの『逢引き』
だの、思わせ振りなタイトルに惹かれて観てしまうことが少なくない。
かなり以前は漢字二文字がヒット性あり…と見られていたが、タネが尽きたか
『魅せられて』や『流されて』となり、最近は直訳ものが多くなった…と思う。
 その昔、映画ファンだったkimitsukuも映画館へ足を運ぶ機会が減り、先日観た
『我が心の歌舞伎座』は、いったい何年振りだったのか思い出せない程
わざわざ出掛けるだけの魅力ある作品が無いのか、はたまたkimitsukuの感性
鈍化が問題なのか、単に外出が面倒なのか、慎重に見極める必要あり…
コメント (2)
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