この度の安倍元総理襲撃事件の背景が、少しずつ解明されてきたようです。
41歳になる容疑者の、これまでの半生が分かるにつれ
彼の言い知れぬ疎外感や憤懣に、何とも言えない遣り切れなさを覚えます。
これまでもイヤと言うほど、悲惨な事件を見聞して来ましたが
個人的な怨恨で大物政治家が、白昼いとも簡単に銃殺されたことは
誰にとっても想定外の、あり得ない出来事だったでしょう。
現在、LGBTなど社会的少数派の問題の他に、現代社会の経済格差や
教育・職業などで差別され虐げられている人々は
決して少なくないと思われます。
安保も憲法論議も大切ですが、国の根幹を為す「国民」の生活が保障されなくては
何の為の政治なのかと考えさせられた、今回の悲劇でした。
この事件にある、いえ知れぬ奥深い闇を思います。
今、日本国中では何百万人とも、いえる「引き籠り」の人びとがいるとか・・・・それでも食べていける
国が豊かになり、飽食となり、はたまたあらゆる情報が、あらゆる品物が机の上でオーダーでき、翌日には届いてしまうような社会となりました。
この便利さがいいか悪いかはともかくですが、その歪みが何か感じざるように思えてなりません
本当にわからないミイバーです
ただ ただ ご冥福をお祈りするしか・・・・合掌
俄かには信じられない映像が何度も何度も流れて‥。
事件の背景が政治的信条によるものではなく、全くの私恨だったことに少し気持ちが軽くなりましたが
容疑者の只ならぬ執念を想うと、人の心の闇の深さに空恐ろしくなりました。
自分や家族の人生を破壊した大悪党と思い込んだのでしょうか❓
逮捕された際の容疑者の態度や、その後の供述から彼の覚悟が見えるような‥。
彼の陰に、侭ならない人生に絶望して行動を起こす者は少なからず存在しているのでしょうね。
本当に何とも悍ましい事件に、言葉を失っています。