昨日の投稿の続きです。
積んである 本の埃を 払う秋
いつから積んであったのか判然としませんが
二階の和室の隅に積み上げてある本の高さを測ってみたら
なんと38cmにもなっていました。
今にも崩れ落ちそうな‥、辛うじてバランスを保っているような‥
危なっかしい本の山の、一番上にあった本は
昭和37年講談社発行、谷崎潤一郎の『源氏物語 巻三』でした。
そうそう思い出しました。来年のNHK大河ドラマの主人公が
紫式部と知った時、本箱から引っ張り出してパラパラ捲ったのでした。
その後その侭すっかり忘れていたのでしょう。
あれから恐らく数カ月が過ぎて本の表面には、うっすらと埃が積もり
愚作の句の如くに、なったのでした。
せっかく「読書の秋」なのに≪読む≫ではなくて
≪埃を払う≫とは、我ながら実に情けない限りですが‥
活字がチョ―小さくて、2ページも読めば頭痛がするのだから仕方ないでしょ