【宝物のような話】 さらちゃん 6歳３カ月 お腹に入る前の話

昨日の夜、寝かし付けする時、いつものように私は左にいるさあやの方を向いて添い乳をし、さらは右にいた。
帰って来るのが遅くなったから先にお風呂に入ったら、晩ご飯食べてすぐ「もうねよ」ってさあやが言ったから、いつもより早く９時過ぎに布団に就いた。

さあやにおっぱいあげてたら、さらはまだ眠たくないのか、「さらちゃんがお母さんのお腹に入る前の話したろっか」と言って来た。

さあやに授乳してる時は、普段私は喋らないようにしてる。
喋ったら声が気になって、さあやが寝ないから。

でも、昨日はさあやももう寝そうになってたから、「うん」と言って、さらちゃんの話を聞いた。
聞きたかった。

さらちゃんの話はこんな感じ：

*****************************************************
　　　　　　　　　　　　
お母さんのお腹に入る前は、さあやとサンタさんのうちに住んでた。
他にも赤ちゃんがいっぱい住んでた。

サンタさんが「おーほっほ」って帰って来たら、「サンタさんだー」って赤ちゃんが言うねん。

サンタさんはいっぱい赤ちゃんみてるからおっきいうちに住んでるねん。
いっぱいおるからいいやろ？
サンタさんは１人じゃないで。１０人くらいおる。

さらとさあや、２人でお母さんのお腹の中に入ってん。

（「どうやって入ったん？」と聞いたら）
サンタさんに羽根をもらって、飛んで来た。羽根はもともともらっててんけどな。
お腹の下にある穴から魔法で入った。
魔法の棒持ってて、「こたつ出ろ」って言って、こたつをいっぱい出して入った。

（「さあやは後から生まれて来たで。一緒に入ったんやったら、何で後から生まれて来たん？」と聞いたら）
いつ生まれて来るか選ぶ時があって、さらちゃんは「先生まれるー」って言って、さあやは「後にするー」って言ったねん。
それで「サンタさん、さあやまもってるー？」って聞いたら、「守ってるー」って言ってた。

（話を聞いてて、さらちゃんが愛おしくなってほっぺたにチュウしたら）
サンタさんは赤ちゃんにチュウせーへんねん。
いっぱいおるから、大変やから。

（「さらちゃんは何でお母さんを選んだん？と聞いたら）
かざんっていうかがみがあって、それで色んなお母さんが映って、いい人そうやなーと思って、このお母さんにしよーと思ってん。

（「お父さんはどうやって選んだん？」と聞くと）
かがみで見て、いい人やなー、この人を選ばないとと思った。

（「さらちゃんとさあや以外にまだ生まれて来るん？」と聞くと）
もしかしたら生まれて来るかもしれん。
さらちゃん、女の子生まれてほしい。
赤ちゃん生まれたら、ミルクあげれる。さあやの時はできひんかったけど、おむつも替えれる。

（「さらちゃんは、生まれる前からさあやと仲良かったんやな。何でさあやが良かったん？」と聞くと）
一緒に遊んだら、楽しい子やな～、この子楽しい子やな～って一緒におってん。

サンタさんの家にはラプンツェルもおる。１７人くらいおる。
他ににんげんもおる。

*****************************************************

さらちゃんに胎内記憶の話とか聞いてみたいと思ってたけど、さらちゃんはそんな話をした事はない。
した事はあったと言えばあったけど、お腹の中でアンパンマンのおもちゃで遊んだとか、そんなんないのにって話だけだった。
今回のは胎内記憶というより、お腹に入る前の話で、しかも今までよりも色々話がある。
これは、本当なのかもしれないなあ。

本当じゃないにしても、なんか聞いたら、さらちゃんがより大事に思えたし、うれしい気持ちになった。

何でこんな話をする事になったか、きっかけを考えたら、昨日の朝、パソコンでさらちゃんとさあやの生まれた時の写真を見てた。主にさあやが生まれた時の写真。
だから、それを見て、思い出したんかな。

さらに「何で、お腹に入る前の話しようと思ってくれたん？」って聞いて、上記の事かと言ったら「違う。何でか分からん。さらちゃん、頭おかしくなったんかな。」って言ってた。