八兵衛のセカンドライフ

46歳で脳幹(橋)出血、現在72歳の車イス男性。ブログはFact is factで(事実だものしょーがねぇべ)

負の連鎖

2012年01月21日 15時25分16秒 | リハビリ・ADL
先日、片足立ちについて少し触れた。
人は歩く時に、へそを重心として重心(体重)移動している。

ところが体幹マヒだと腹筋が弱く、マヒ側への水平体重移動がノンブレーキ状態になり、重い上半身が行き過ぎて転倒してしまう。
つまり潜在心理として、
体幹マヒのため腹筋が弱い → 転倒の恐怖(注)で体重移動ができない → 歩けない、となる訳だ。

なんだかデフレスパイラルみたいな負の連鎖だけど、
これを体幹ツイスト、筋トレ、足踏みなどで腹筋・背筋等を鍛えることにより、歩行できない負の連鎖を打破して行こうという挑戦な訳だ。

 注:会社復帰から5年後に幕張への転勤を目標に、仕事をしながら死にもの狂いで歩行練習を会議室等でやっていた。
   そんな中ある日のこと、杖歩行の練習中にマヒ側へ電信柱を倒したように思いっきり転倒して、尾てい骨付近に青アザを作った。
   その転倒事故は連続2日続きに起こして、このまま行ったら達磨くずしのように身体がバラバラになってしまう恐怖を覚えた。
   後日主治医から厳しく叱られたけど、マヒ側に受け身なしで転倒したのだもの、骨折しなかっただけつくづく幸運だったと思う。

   この時心の中で『退職』を決意し、身体障害を受容して生きる転機になった。
   受容はある種のあきらめ、悟りでもあるから、人によるけどいろいろあると思うなぁ
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2012年01月21日 06時41分49秒 | 音楽・映画
フランスのTV界でもトップクラスのニュース・リポーター、ロベール・コロンブ(イヴ・モンタン)は、妻のカトリーヌ(アニー・ジラルド)との間が、決して不満だらけというわけではないが、単調な日常生活の繰返しに耐えられず、時には恋のアバンチュールを楽しんでいた。

そんなある日、彼はキャンディス(キャンディス・バーゲン)というファッション・モデルをしながらソルボンヌ大学に通う娘と出会い、そのみずみずしい知性的美しさに強くひかれた。
TV局からの電話で、アフリカへ取材に出かけることになったロベールはキャンディスに同行を誘うと彼女はすぐに同意した。
ケニア砂漠での二週間は、二人の間をさらに深く結びつけ、野生の猛獣撮影が成功した夜、二人は初めてベッドを共にした。

パリに帰ったロベールは、カトリーヌの発案で、アムステルダムへ休暇旅行に発った。
久しぶりで夫婦は語りあい、愛しあった。
そしてある日、ロベールはアムステルダムまで彼を追ってきたキャンディスの姿を見た。
彼は二日だけ仕事でパリに帰ると妻に告げてキャンディスの待つホテルに向った。
しかし、帰ってきたロベールを見て、カトリーヌはすべてを察し、パリへ帰る途中のブラッセル駅で一人降りてしまった。

パリへ帰ったロベールは、キャンディスと一緒の生活をはじめた。
しかし、その生活はなぜか空ろで虚しかった。
ベトナムへの取材旅行をきっかけにロベールはキャンディスとの別離を決意し、その旨を伝え出発した。

日が流れた。
ベトコンの捕虜になり解放されたロベールは、カトリーヌを探してアルプスの近くの町へ走った。
カトリーヌはロベールを友達として暖かく迎えてはくれたが、その時ロベールは、彼女はすでに自分の妻としては遠い人であることに気づき、静かにわかれを告げて外に出た。
だが、雪におおわれた車のフロント・ガラスをはらい落した時、彼は再びその中に妻の笑顔をみたのだった。

 パリのめぐり逢い(カトリーヌのテーマ)
 パリのめぐり逢い(フランシスレイ)
  マセた高校生だったけど本音はキャンデスバーゲンで、彼女は大好きだったアン・マーグレットにちょい似ている。
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