こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

「日立サウンドブレイク」 ~ディレクター:油井昌由樹①~ '84

2009-02-11 18:01:53 | 想い出かたちんば


昔、土曜日の23:00~23:30まで、東京12チャンネルに「日立サウンドブレイク」という番組があって、毎週楽しみにしていた。

当時は、まだヴィデオデッキが高価で、持っている家も少なかったので、自分は、ヴィデオデッキを持っている友人に頼み込んで、テープを渡して撮ってもらっていた。
その友人が忘れたり、都合の付かないときは撮れなかったが、1983~1984年頃のものは、10回分程度は持っている。
ただ、そのテープもかなり傷んでしまっているので、状態は悪いのだが。

***

この「日立サウンドブレイク」が素晴らしかったのは、1回ごとにテーマを設け、各々のディレクターに任せて、映像と音楽を繋げたところにあった。また、番組の前後に入る日立のCMも素晴らしい雰囲気を作り出していた。

80年代には、BGVや環境ビデオが生まれたが、その中でも上質なものだった。

誰しも、音楽を聴くと映像を脳に描き出すものだが、それぞれのディレクターが描き出す、その映像と音楽の結びつきに、高校生の自分は刺激された。

80年代は、音楽と映像をいかにして結びつけるかの実験場でありましたが、その断片がここに見て取れます。

***

このYOUTUBEにアップされた人に感謝。
今日、「サウンドブレイク」で検索したら、自分がヴィデオでも持っている回が、かなりキレイな状態でアップされていました。

ディレクターの油井昌由樹さんは、当時、自称「夕焼け評論家」として素晴らしいコラムを読んだ記憶がある人です。

<曲目>
①Gazebo 「love in your eyes」
②大貫妙子「夏に恋する女たち」

*後半部は、次の回に続けます。
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OMD  「Forever Live And Die」’86

2009-02-11 10:42:40 | 音楽帳
OMD - Forever Live And Die 1986


自分は、1985年4月から1987年3月まで、2年放浪していた。
世間で言う「浪人」というヤツだ。

その間に、自分は、家からも「はぶんちょ」になり、行き場所も無く、精神的にもかたちんばになり、街をあてどもなく漂っていた。
そのほとんどは、秋葉原・御茶ノ水・神保町・水道橋・春日というあたりだったが。

その頃、ミニラジオをしのばせていた。
終末期であった1986年の暮れ、寒い冬には、公園でタバコを吸いながら、よく「FEN」(日本駐在兵士向けのアメリカ放送 AMですけど)を聴いていた。

このときによくかかっていて聴いたのが、このオーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダークの「Forever Live And Die」だった。
自分の陰鬱とした心身・感情とは相対照的に、空に突き抜けるようなポップ感を描き出していた。

OMDの曲の中でも、完成度高いポップスだと思う。
個人的には、実に想い出深い1曲です。
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