昨日、日曜日、一人で泣きながら会社で仕事をしたお陰で、今日は少し楽だった。
こんなことやってたら、身体にも精神にも良い事は無い訳である。
便秘との闘いは続いているのだ。
***
18日に行った大腸の内視鏡検査は苦しかった。
まずは、朝7時に起きて、それから4時間かけて、2リットル(!)の下剤を飲み、ひたすらトイレに通うのだ。
便という便を出し、さらに、大腸を洗浄するかのように、ひたすら肛門からシャワーのような水を出し続けるのである。
「シャワー♪したいね~♪生まれたまんまでさぁ~♪」(シャワーな気分)などと、トシちゃんみたいに歌っている場合では無かった。
また、この下剤が旨くないのだ。
まあ、薬が旨い訳がないのだが…。
レモン風味に塩味が混じっている。
ただ、起きてからひたすらそれを飲み続けるのである。
ただ1つの救いは、たばこだけは吸える事くらい。
何もかも出した空っぽのカラダで、今度は、何も食えないまま、15:00からの検査を待つのである。
不安が募る。
そして、いよいよ検査。
優しい看護婦さんに連れられて、「少し異物感あるけど、行きますわよ…」 などという想像は、淡い夢見事だった。
やってきたのは、見るからに雑(ざつ)そうな、白ヒゲの「おいちゃん」が来て、
「あんた、かたちんばさん?
はい、こっち来て、これに着替えてね」
事務的に手術室に案内されると、尻の部分が裂けている、いかにも情けない紙パンツに、浴衣をはおる。
「さあさあ、台の上乗って、横向いて胎児みたいに丸まって」
おいちゃんは、さかんに「そうじゃなくてこう!」
俺のカラダをおもちゃでも扱うみたいにねじまげる。
すると、もう1人の先生は、あいさつをするなり、いきなり肛門にジェルみたいなのを塗って、ブスッと機材を入れる。
おいちゃんは、さかんに「力抜いて!」というが、紆余曲折している腸に沿ってもぞもぞとはい回り、奥へ奥へと突入していく、得体の知れない居心地の悪さ・不気味さに、力なんか抜ける訳がなかった。
さらに、その機器は、腸の中の写真を撮る為、先端の首を回すので、その気持ち悪さに、メガネも外して、眼をつむって手で顔を覆った。
一番辛かったのが、一番奥の直腸で、S字で入りづらいらしく、おいちゃんがへその辺りをいきなり押し込み、「はい、力抜いて!」と先生との連携プレーを演じるが、「ジジイ!いてえよ!」と叫びたくなる痛さ!
「はい、もっと力抜いて!」と、空気読めないおいちゃんは、我が意を無視して、「ほらっ」「そりゃ」と漁師の網引き並に勝手に盛り上がっている。
***
…しかし、何とかその痛みを抜けたら、後は機器を抜く作業に入り、無事、元のカラダに戻った。
少しほっとした。
ただ異物感は体内に残っていた。
「空気入っちゃってるから。我慢せずに、ぶーぶーおならしちゃってね」
用具を片付けながら、おいちゃんは、雑に言う。
終わると、やっと看護婦さんが現れ、手術台から車イスに乗せてくれて、別室のベッドに連れてってくれた。
かわいい看護婦さんだった。
そして、点滴を受ける。
「終わったら、着替えて帰ってもらっていいですからね」
30分くらいして、点滴の針を抜いてもらい、着替えて、ふらふらしながら家に帰った。
***
帰り道、おにぎりとコロッケパンとビールをコンビニで買って帰る。
その日初めての軽食をして、ビールを「グビグビ」した。
トイレに行くと、おいちゃんが言うように、長~い長~いおならが出た。
こたつに戻って、ネコのように丸くなっているうち、様々な心労から開放された安堵感から、眠ってしまった。
***
当日の結果は、今週金曜日だ。
当日、先生からは「ポリープはありませんでしたよ」と言われているので、大事ではないだろうが。
じゃあ、便秘の原因は何なのだ!
便秘との闘いは、さらに続くのである。
こんなことやってたら、身体にも精神にも良い事は無い訳である。
便秘との闘いは続いているのだ。
***
18日に行った大腸の内視鏡検査は苦しかった。
まずは、朝7時に起きて、それから4時間かけて、2リットル(!)の下剤を飲み、ひたすらトイレに通うのだ。
便という便を出し、さらに、大腸を洗浄するかのように、ひたすら肛門からシャワーのような水を出し続けるのである。
「シャワー♪したいね~♪生まれたまんまでさぁ~♪」(シャワーな気分)などと、トシちゃんみたいに歌っている場合では無かった。
また、この下剤が旨くないのだ。
まあ、薬が旨い訳がないのだが…。
レモン風味に塩味が混じっている。
ただ、起きてからひたすらそれを飲み続けるのである。
ただ1つの救いは、たばこだけは吸える事くらい。
何もかも出した空っぽのカラダで、今度は、何も食えないまま、15:00からの検査を待つのである。
不安が募る。
そして、いよいよ検査。
優しい看護婦さんに連れられて、「少し異物感あるけど、行きますわよ…」 などという想像は、淡い夢見事だった。
やってきたのは、見るからに雑(ざつ)そうな、白ヒゲの「おいちゃん」が来て、
「あんた、かたちんばさん?
はい、こっち来て、これに着替えてね」
事務的に手術室に案内されると、尻の部分が裂けている、いかにも情けない紙パンツに、浴衣をはおる。
「さあさあ、台の上乗って、横向いて胎児みたいに丸まって」
おいちゃんは、さかんに「そうじゃなくてこう!」
俺のカラダをおもちゃでも扱うみたいにねじまげる。
すると、もう1人の先生は、あいさつをするなり、いきなり肛門にジェルみたいなのを塗って、ブスッと機材を入れる。
おいちゃんは、さかんに「力抜いて!」というが、紆余曲折している腸に沿ってもぞもぞとはい回り、奥へ奥へと突入していく、得体の知れない居心地の悪さ・不気味さに、力なんか抜ける訳がなかった。
さらに、その機器は、腸の中の写真を撮る為、先端の首を回すので、その気持ち悪さに、メガネも外して、眼をつむって手で顔を覆った。
一番辛かったのが、一番奥の直腸で、S字で入りづらいらしく、おいちゃんがへその辺りをいきなり押し込み、「はい、力抜いて!」と先生との連携プレーを演じるが、「ジジイ!いてえよ!」と叫びたくなる痛さ!
「はい、もっと力抜いて!」と、空気読めないおいちゃんは、我が意を無視して、「ほらっ」「そりゃ」と漁師の網引き並に勝手に盛り上がっている。
***
…しかし、何とかその痛みを抜けたら、後は機器を抜く作業に入り、無事、元のカラダに戻った。
少しほっとした。
ただ異物感は体内に残っていた。
「空気入っちゃってるから。我慢せずに、ぶーぶーおならしちゃってね」
用具を片付けながら、おいちゃんは、雑に言う。
終わると、やっと看護婦さんが現れ、手術台から車イスに乗せてくれて、別室のベッドに連れてってくれた。
かわいい看護婦さんだった。
そして、点滴を受ける。
「終わったら、着替えて帰ってもらっていいですからね」
30分くらいして、点滴の針を抜いてもらい、着替えて、ふらふらしながら家に帰った。
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帰り道、おにぎりとコロッケパンとビールをコンビニで買って帰る。
その日初めての軽食をして、ビールを「グビグビ」した。
トイレに行くと、おいちゃんが言うように、長~い長~いおならが出た。
こたつに戻って、ネコのように丸くなっているうち、様々な心労から開放された安堵感から、眠ってしまった。
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当日の結果は、今週金曜日だ。
当日、先生からは「ポリープはありませんでしたよ」と言われているので、大事ではないだろうが。
じゃあ、便秘の原因は何なのだ!
便秘との闘いは、さらに続くのである。