■YMO 「Mass」
(作詞:細野晴臣、ピーター・バラカン/作曲:細野晴臣)
行く手の空は、あけぼので
あそこへむかって歩くのは
不思議な高揚感がある
今、歩いているこの場所も
後方からは、このように見えるのだ
わたしは歩く
皆も歩いている
アルバム「BGM」は、自分にとって永遠に重いアルバムだが、細野さんのこの曲は、かつて出版した「地平線の階段」というタイトルを思い出させる。
このジャケットは、ポジティヴ・パンク時代に登場した、プレイ・デッドのものだが、自分の中では、この「マス」とイメージがオーヴァーラップしている。
1981年当時、どこからか、小学生にこの「マス」が人気である、という都市伝説的な妙なうわさが出回った。
単なる悪い冗談だと、自分は思っている。
しかし、新しいYMOを模索する中で、産まれた名曲であることは事実。