こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

冬の100曲:Joan Bibiloni「Born」1989

2025-03-10 10:30:00 | 音楽帳

3月9日(日)
土曜のひと雨が過ぎて、日曜を迎えた。
荒天後、青空の朝。まだぜんそく気味だが、クスリをのんで少しづつよくなっている。

たまには、と朝ごはんを用意するのをサボり、早めにうちを出てマックで食べた。その後は久々に、その足でam時間帯にさんぽ。
令和の今用な暮らし方が腑に落ちない自分にしては、まるで一般庶民みたいな、ずいぶんとこなれたような、amの流れだった。
太陽はサンサンだが、空気には冷気を感じる。その太陽と空気を浴びる。

12時台一度うちに戻ると、疲れて少しヨコになった。病み上がる途中なのに張り切って歩き過ぎた。
ヨコになってきくジョアン・ビビローニが気持ちいい。彼の1989年の作品「ボーン」、コロナ禍のさなか偶然出逢った一枚。

何の情報も無い状態で出会った曲「Sa Fosca」が最初の新鮮な一撃だった。聴いてすぐ好きになった。クリアーでクロスオーバーな音の感触にパット・メセニーを思い出した。みずみずしい滑らかな表現、音からヨーロッパ、そして地中海の風景が見えた。
実際知るとジョアン・ビビローニは、スペイン領である地中海に浮かぶマジョルカ島出身のギタリスト兼作曲家。そんな情報を得なくても誰でも聴いたらすぐに、陽光に満ち、青を基調とした海の風景と風の匂いを感じるだろう。アルバム全体繰り返し聴いていると、次第にカラダは透き通ったブルーの水に満たされ、純化していく。



 

■Joan Bibiloni「Sa Fosca」1989■

コメント
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