世間はひな祭りでも、仕事は容赦ない。
・・・てなことでも、夕方には解放されて、写真を撮りつつ、週末を楽しむ群集をかき分けて帰る道々。
梅の花がやっと咲いた。
春のおとずれと共に切ない「終わりの季節」。
朝は、早朝仕事で眠くだるい。
そこへの注入剤として、タリーズの濃い目のコーヒーを流し込む。
雪、そして雨、とコロコロ変わる天気と温度の中を縫い、まだ自分はこの世に存在している。
そんな朝の空。
ドアップは、今週撮ったコチャコさん。
ネコを撮るのは相変わらず難しい。
「撮るよ」というとソッポを向き、撮ろうと構えると突進してくる。
瞬間を捉えるのが難儀。
こちらはクロちゃん。
帰り道の駅。
てくてく歩いて写真を撮る。
こうして潰されていく墨田区の一瞬間の一角。
一見して何ごともないかのような風景。
それは見た目だけ。
3・11から1年しか経たないのに、あの瞬間の同期化は「まぼろし」。
分断されて、ちぐはぐな、国のカタチも無い、「ここはどこなのか?」まったく不明な黄泉(よみ)の世界で漂っているような感覚だけが真実。
それだけが、肉体感覚を持っている。
■矢野顕子 「終りの季節」'84(細野晴臣さんのカバー曲)■
・・・てなことでも、夕方には解放されて、写真を撮りつつ、週末を楽しむ群集をかき分けて帰る道々。
梅の花がやっと咲いた。
春のおとずれと共に切ない「終わりの季節」。
朝は、早朝仕事で眠くだるい。
そこへの注入剤として、タリーズの濃い目のコーヒーを流し込む。
雪、そして雨、とコロコロ変わる天気と温度の中を縫い、まだ自分はこの世に存在している。
そんな朝の空。
ドアップは、今週撮ったコチャコさん。
ネコを撮るのは相変わらず難しい。
「撮るよ」というとソッポを向き、撮ろうと構えると突進してくる。
瞬間を捉えるのが難儀。
こちらはクロちゃん。
帰り道の駅。
てくてく歩いて写真を撮る。
こうして潰されていく墨田区の一瞬間の一角。
一見して何ごともないかのような風景。
それは見た目だけ。
3・11から1年しか経たないのに、あの瞬間の同期化は「まぼろし」。
分断されて、ちぐはぐな、国のカタチも無い、「ここはどこなのか?」まったく不明な黄泉(よみ)の世界で漂っているような感覚だけが真実。
それだけが、肉体感覚を持っている。
■矢野顕子 「終りの季節」'84(細野晴臣さんのカバー曲)■